明治大・山崎福也投手の冬季特別トレーニングに巨人、東北楽天のスカウト視察

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 大学生の選手を対象に、元プロ野球のコーチが指導をする「冬季特別トレーニング東日本2014」が行われ、21大学59人の大学生選手が、鹿取氏などから指導を受けた。ドラフト1位候補の明大・山崎福也投手も参加し、鹿取氏より「プロでもすぐに勝てる」と評価された。巨人、東北楽天のスカウトが視察をしている。

 

直すところが無い

 山崎福也投手はブルペンで34球の投球を行い、足の上げ方など15分の密着指導を受けた。山崎選手は「プロの方の理論的な意見で新たな発見もあった。投球の幅も広がると思います」とコメントしている。しかし指導した鹿取氏は「これだけの大型左腕はいないし、フォームは直すところがない。プロでもすぐに勝てる」と、ほとんどフォームを直す事無くプロでも勝てる投手になると太鼓判を押した。

 そして、「プロは連戦もあるので、これから筋力アップを目指してほしい」と話し、4月から10月まで1年間を投げきれる体力をつけるようにと話をしていた。1年目からローテーション入りする投手としてのアドバイスだろう。

 

巨人、東北楽天のスカウトが視察

 この日は、巨人、東北楽天のスカウトが山崎福也投手の練習の様子を視察していた。まだコメントはないものの、巨人はポスト内海の若手の左腕が出てきていないことから、左腕投手が補強ポイントの一つに挙げられていると見られ、東北楽天は森雄大投手、松井裕樹投手と左腕投手を連続で獲得しているが、過去にさかのぼっても左腕投手の指名が非常に多いチームで、山崎福也投手も1位候補に入ってくると見られる。

 このほかにも横浜DeNAなどもドラフト1位候補に確実に入ってくると評価しており、プロの評価は非常に高い。身長では同じくらいで右のドラフト1位候補・有原航平投手や同じ左腕の法大・石田健大投手と、東京六大学リーグで投げあいを見せてくれるだろう。この日の指導などでさらにスケールアップした山崎投手を期待したい。

 

 今秋ドラフト1位候補の明大・山崎福也(さちや)投手(3年)は、巨人、楽天のスカウトも視察する中、ブルペンで34球の投球練習を披露。鹿取氏からフォームについてのアドバイスを受けた。大学の先輩から指導された149キロ左腕は「すごい先輩なので緊張しました。ただ、プロの方の理論的な意見で新たな発見もあった。投球の幅も広がると思います」と充実の表情。鹿取氏は「バランスの取れた投げ方だし、制球もいい。これからが楽しみな投手。プロは連戦もあるので、これから筋力アップを目指してほしい」とエールを送った。

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