東洋大3年・村上頌樹投手が9回2アウトまでパーフェクト、14K完投勝利

東洋大, 村上頌樹

東都大学リーグでは優勝に王手をかけた東洋大の3年生エース・村上頌樹投手が圧巻の投球を見せた。9回2アウトまでパーフェクト投球、大記録達成かとみられたが、27人目のバッターに四球を与えた。

大記録ならずも今季4度目の完封で優勝に王手

村上頌樹投手はこの日、自己最速を1キロ更新する149キロのストレートを軸に、亜細亜大を完璧に支配し、8回まで13三振を奪い、パーフェクト投球を続けた。9回も2アウトとなり大記録達成目前となったが、最後のバッターにはフルカウントから外角に外れ、パーフェクト達成はならなかった。

それでもまだノーヒットノーラン達成の可能性があったものの、亜細亜大も意地を見せて9回まで0-0のまま延長戦に入る。そして10回、村上投手はヒットも許し、ノーヒットノーランもなくなった。それでも延長11回まで1安打14奪三振で無失点に抑えると、味方が2点を奪って勝ち越して勝利した。今季4度目の完封、5勝目を挙げた。

「7回くらいから、正直狙ってました。やっぱり悔しい」と悔しさを見せた村上投手、最速が149キロだったことについても、「あと1キロ、欲しかった」と150キロ到達を逃した事にも悔しがった。しかし「ここまで来たら優勝しかない。明日、力を合わせて優勝したい」と話した。

亜細亜大の生田監督も「キレのある球がビシビシ来てました。ホップ率が高い。ストレートを打てと言ったんですが、手が出なかった。」と村上投手を絶賛した。リードしたドラフト候補の佐藤都志也選手も、「直球がすごく良かったので、前半は変化球を見せ球にして後半から変化球を増やしました。野手が情けない。11安打で2点。申し訳ない」と話した。

今年はオープン戦から非常に良い投球を見せていて、活躍は間違いないとみられていた村上投手、智弁学園ではエースとしてセンバツ優勝し、大学でも2年時までに結果も残していたものの、174cm75kgと体が大きくないこともあって大きな体の上茶谷・甲斐野・梅津投手と比較されていた事から、それほどドラフト候補としての声も出ていない。

しかし、この日の投球、そして149キロという球速があり、4完封と何よりエースとして抜群の安定感がある。来年のドラフト会議も大学生は大型で速球派の投手が多いが、村上投手も堂々と上位候補に入ってきそうだ。

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直球が抜群だった。初回初球、軽く投げたつもりが145キロ。「直球で押せる」と確信した。5回には149キロを出し「あと1キロ、欲しかった」。直球を軸に変化球を交え、8回まで毎回&全員の13奪三振。結局、14奪三振で隙を与えなかった。23日にも優勝が決まる。「(完全試合は)7回ぐらいから狙ってました。ここまで来たら優勝しかない。明日、力を合わせて優勝したい」と強く願った。

それでも、智弁学園で16年春センバツV右腕は、10回に自己最速を1キロ更新する149キロをマーク。「早く点を取ってくれ」。願いが通じ、11回1死満塁で代打・飯塚幸大が決勝中前打。132球の完封でリーグ単独トップの今季6勝目を飾った。

東洋大・村上について亜大・生田監督
「回転数が多く、ホップするような真っすぐ。狙えといっても手が出なかった。神宮に負けに来たような感じ」

29人目の打者である亜大・山本卓に中前へ運ばれても、落ち着いて後続を抑えた。延長十一回にようやく打線が2点を奪うと、最終回も3人で片付けて今季4度目のシャットアウト。「指のかかり具合、球の勢いはよかった」と自己最速の149キロもマークし、八回まで毎回の14奪三振に斬った。

11回、132球を投げて1安打1四球、14奪三振。9回2死まで完全投球を演じた。「(完全試合を)7回から正直、狙っていました。早く点を取って楽にしてほしかったけど…。やっぱり悔しいです」。27人目に四球を与え、リーグ64年ぶりの快挙は消滅。10回1死から初安打も喫した。


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