大阪桐蔭の吉岡貫介投手、香里丘の岡本翔斗投手など注目投手が集まる大阪で、大商大高の浅岡慧投手もその1人となりそうだ。179cm80kgの体から最速144キロの直球と多彩な変化球を投げ、実戦を積んで成長をしている。
1年生から強豪の修羅場を経験、140キロ後半目指す
浅岡慧投手は1年生だった2024年夏の大阪大会、2回戦の今宮戦で公式戦初登板を果たすと、3回1/3を無失点に抑える好投を披露。さらに4回戦の興国戦では早くも公式戦初先発を任され、6回2失点の力闘で勝利に貢献した。1年時からその能力を見出され、大切な舞台で登板をしてきた。
高橋克典監督(41)は、浅岡投手のポテンシャルについて、「直球はアベレージで142キロ。ひと冬越えたら、147、148キロくらいの球速が出るのでは(スポーツニッポン)。」と期待を寄せる言葉通り、現在の最速144キロは更に伸びてくると話す。伸びる直球とと共に、カーブ、スライダー、フォーク、シンカーといった多彩な変化球を投げ、素質は十分だ。
大商大高は近年、岡田明丈選手(元広島)、大西広樹選手(ヤクルト)、上田大河選手(西武)といった好右腕をプロの世界へ送り出しているが、高校時代に高橋監督の指導を受け、その後の飛躍へと繋げた。指揮官は、この3人と並ぶポテンシャルを浅岡投手の中にも見出している。
プロ輩出の系譜に連なる資質、大阪桐蔭戦での悔しさを糧に
3月10日に行われた今春の選抜大会初出場校・帝京長岡(新潟)との練習試合では、2番手として登板。3回0/3を2失点と課題も見えたが、成長の手応えを見せている。
昨秋の大阪大会4回戦では、絶対王者・大阪桐蔭戦で登板するも、0-7というスコアでの完敗に、浅岡投手は「力不足でした(スポーツニッポン)。」と振り返ったが、芯を捉えられた当たりはわずか数本だったという。昨年11月の練習試合では昨秋の京都大会準優勝校である乙訓を相手に、2桁奪三振を奪う完封勝利を収めており、強豪校を力で抑えた事で力を示す。
1日7食の肉体改造と、打倒・大阪の好投手たちへの決意
三国丘中時代は軟式野球部に所属し、目立った実績はなかったというが、高校入学後の徹底したトレーニングと実戦経験で成長を磨いてきた。特に、高校入学時から最も注力してきたのが、体づくりだ。1日7食を日課とし、1食ごとに米400グラム、タンパク質30グラムの摂取を続け、入学時から10キロ近い増量に成功し、下半身の安定と球威の向上に直結させた。3月中旬には選抜出場校の沖縄尚学などとの力試しも控えており、冬の成果を確認する重要なマウンドとなる。
激戦区・大阪には、大阪桐蔭の吉岡貫介投手、香里丘の岡本翔斗投手など、注目を集める好投手がいるが、「上の世界で通用するボール、メンタルをつくりあげることが目標です。将来、岡田さんや大西さん、上田さんに続くことができるよう頑張っていきたい(スポーツニッポン)。」と語る浅岡投手。ライバルたちと競い合い、その中で頂点となる甲子園を目指す。
【浅岡 慧】 プロフィール
- 氏名: 浅岡慧(あさおか・けい)
- 所属: 大阪商業大学高校(2年・新3年)
- 出身: 愛知県(豊橋市出身・三国丘中卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 179cm、80kg
- 主な特徴や実績: 最速144キロの直球としなやかな腕の振りが武器の本格派。1年夏から公式戦に出場し、興国戦や東海大大阪仰星戦など重要なマウンドを経験。1日7食の「食トレ」で10kgの増量を果たした。多彩な変化球(カーブ、スライダー、フォーク、シンカー)を操る。








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