社会人野球の都市対抗野球近畿地区第1代表決定トーナメント1回戦では、3年連続の本戦出場を目指す日本製鉄瀬戸内が島津製作所を9―4で下し、初戦を突破した。プロ注目の最速156キロ右腕・下堂翔史投手が、好リリーフで白星発進に貢献した。
1点差の場面でリリーフ登板、流れを渡さず
大事な初戦、日本製鉄瀬戸内は5点リードの7回裏に島津製作所打線の猛烈な反撃に遭い、4点を返されて1点差にまで詰め寄られた。なおも1死一塁と同点の走者を背負う絶体絶命の場面で、2番手として投入されたのが156キロ右腕・下堂翔史投手だった。
緊迫した状況での登板で、先頭打者を四球で歩かせて一、二塁とピンチを広げたものの、ここから力を見せる。「先頭打者の四球から切り替え、集中して投げることができました。球自体も悪くなく、この試合に入ることができたと思います」(スポーツニッポン)と振り返る通り、自慢の威力ある快速球で次打者を空振り三振に切って取ると、続く打者も遊ゴロに打ち取って島津製作所の勢いをストップ、相手の流れを断ち切る火消しで、チームの勝利に貢献した。
巨人・オリックスなどNPB9球団が視察
下堂投手は日本文理大から日本製鉄瀬戸内に入社し2年目となる右腕投手。大学時代に150キロだったストレートが、昨秋の日本選手権で156キロまで上昇させたことで、一躍注目を集めた、今年のドラフト候補として注目されるようになった。そして、今年は先発にも挑戦し、カットボールやスプリットなどの変化球の精度を高め、都市対抗に備えていた。
この日も巨人やオリックスなどNPB9球団のスカウトが視察に訪れたが、下堂投手は「ドラフト指名が一番の目標ではあるけど、都市対抗に出ないことには、そのスタートラインにも立てない(スポーツニッポン)」と話し、まずは本戦出場を目指している。
「去年までは勢いだけで投げていたけど、打者を見ながら幅広い投球ができるようになりました」と話す下堂投手、昨年よりも更に成長した姿を東京ドームで見せるため、厳しいこの2次予選は先発、リリーフにフル回転する。
下堂翔史投手 プロフィール
- 氏名:下堂翔史(しもどう・しょうし)
- 所属:日本製鉄瀬戸内(入社2年目)
- 出身:熊本県熊本市(池上野球クラブ→三和中軟式野球部→開新→日本文理大)
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:175cm、90kg
- 生年月日:2002年(平14)10月20日生まれ、23歳
- 主な特徴や実績:最速156キロを誇る本格派右腕。大学時代の自己最速150キロから昨秋の日本選手権で156キロをマーク。カットボールやスプリットを操り、打者を見ながら投球の幅を広げている。開新高校では1年秋に背番号1をつけ、日本文理大では4年春に全日本大学野球選手権に出場。日本製鉄瀬戸内では入社1年目から都市対抗、日本選手権に出場し、2年目の都市対抗近畿予選の初戦では、1点差のピンチで登板し圧巻の火消しを披露した。NPB9球団のスカウト陣が熱視線を送る、2026年ドラフト解禁の注目右腕。









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