北海道日本ハムが早稲田大の有原航平投手を1位指名する方針であることがわかったと、日刊スポーツに掲載された。フロント陣も含め現時点で有原航平投手に1位指名を一本化したとのこと。チームはエース不在の中で、斎藤佑樹投手の後輩を1位指名する。
有原航平投手に一本化、9日にスカウト会議
有原航平投手は187cmから最速156km/hの速球を投げ、カットボール、スライダーなどの変化球も多く、東京六大学では今春のリーグ戦で5勝1敗を記録している。巨人・菅野智之投手のように元々の馬力があり、コントロールを重視して少し力を抜いても十分抑えられる球威があり、今年の即戦力投手ではNO1と言って良い。
北海道日本ハムは毎年、その年のNO1の投手を指名する方針で、2011年には菅野智之投手、2012年には大谷翔平投手、そして2013年は松井裕樹投手を指名している。
山田GM以下スカウトなどフロント陣は今年は有原航平投手をNO1と評価し、この日までにドラフト1位指名選手として一本化したとのこと。有原航平投手は10日から大学野球選手権大会に出場しないものの、大会を視察する為にスカウトが集まる9日にスカウト会議を開き方針を伝えるようだ。
競合必死
有原航平投手は即戦力NO1投手として他球団も当然評価は高く、巨人は1位指名の可能が高い。また広島出身である事から広島も注目しており、松田オーナーが「複数球団が1位に挙げる候補だろう。冒険をするかしないかだよ」と話し、競合覚悟で1位指名するかどうかを悩んでいる。
北海道日本ハムは昨年、ドラフト1位の抽選を3度外し(松井裕樹投手、柿田裕太投手、岩貞祐太投手)ているが、1位指名と決めればどんな状況でも1位指名をしてくる。今年のドラフト会議でも巨人などと指名が競合し抽選という事になりそうだ。
エース不在
北海道日本ハムはチーム状況として2012年ドラフト1位の大谷翔平投手がここまで5勝1敗となっているが、エースとして期待していた吉川光夫投手、斎藤佑樹投手がまだ未勝利で2軍で調整している。チーム状況としても即戦力エースが必要となっている。
また有原航平投手は早稲田大出身で斎藤佑樹投手の後輩となる。斎藤佑樹投手と入れ違いで早大に入学したため一緒にプレーした事は無いが、早稲田大で31勝を挙げている大きな存在となっている。また斎藤投手もプロでは成績が出せていないが、後輩が入る事で刺激となるだろう。
チームにとってまさに補強ポイントと言える。
即戦力156キロ右腕に指名一本化
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