巨人がドラフト1位で指名した花咲徳栄の石塚裕惺選手が、契約金8500万円+出来高2000万円、年俸1200万円で仮契約をした。背番号は23となり、巨人の高校卒ドラフト1位指名選手として最も若い番号となった。
背番号23
巨人の背番号23は昭和20年代に青田昇氏がホームラン王のタイトルを獲得し、青い稲妻・松本匡史選手もつけていた番号だった。最近では脇谷選手、相川選手、野上投手、松田選手、立岡選手や外国人選手などがつけていた。
その23を高校卒ドラフト1位指名選手がつける。ドラフト会議が始まった1965年以降で巨人の高校卒ドラフト1位指名選手で最も若い番号となり、期待の大きさが現れている。石塚選手は「活躍された選手の背番号を引き継ぐので自覚を持ってやらないといけない」とした上で、「23番と言えば石塚だと思ってもらえるよう、その背番号が似合うようにしたい」と、自分の番号にしていくとした。
1年目の目標は「1軍の試合に一日でも早く出て、初安打を記録したい」と話した。高卒ドラ1野手だった坂本選手や岡本和真選手、浅野選手も1年目に1軍でプレーしプロ初安打を放っており、「高卒1位の先輩方に並べるようにやっていきたい」と肩を並べる。担当の大場スカウトは「ミート力、空振りをしないコンタクト率が高い選手。体も強いし、1年目から1軍の試合に出られるように期待したい」と話し期待を込めた。
打撃についてはレフトスタンドに強いあたりを見せれば、逆方向の左中間にもフェンス付近までライナーを飛ばす打撃がある。狙った球をスイングする強烈さは印象深い。またショートの守備についても、フットワークをつかって打球へ入り方から送球まで丁寧にプレーしているイメージがあり、この姿勢はプロに入ってからも守備がうまくなるのではないかと思う。
もちろん岡本和真選手がメジャーに移籍した後に、ファーストやサードについて、右の大砲として活躍するのも良いのだが、大きな価値を生むのは「強打の右の遊撃手」、坂本選手のように打って守ってチームの中心選手になってほしい。期待したい。
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