千葉ロッテは、ドラフト3位で指名した東海大市原望洋の島孝明投手と、契約金5000万円、年俸600万円で契約を交わした。「160キロ」を目標とした。
153キロ右腕
島孝明投手は最速153キロの速球を投げる。高校2年時は130キロ後半くらいを投げる好投手だったが、3年生の練習試合で150キロを投げるようになったと噂となり、春季千葉大会ではリリーフとして登板し、一回り大きくなった体から150キロ台を連発し優勝に貢献した。
その後は先発投手として一本立ちを期待され、関東大会の関東第一戦では先発として登板し、9回を投げて7安打4失点、9回に同点に追いつかれるなどしたものの、夏の大会では日大習志野戦で先発し5回2安打9奪三振無失点と好投した。しかしその後は先発マウンドを金久保優斗投手に譲り、再びリリーフとして投げると、準々決勝の木更津総合戦では、試合に敗れたものの2回2/3をノーヒットに抑える好投を見せた。
これらの投球が注目され、侍ジャパンU18代表に選出されると、大学代表との壮行試合では1回1安打1奪三振無失点、アジア選手権では香港戦に登板し2回ノーヒット5奪三振と寄せ付けない投球を見せた。この大会には美人姉二人など家族全員での応援が注目された。
プロでは
140キロ中盤の速球に小さくキレの良いスライダーがある。ただしまだ高さ的には真ん中のエリアの球が多いため、プロではこの球を低めに投げ続ける事が要求される。それでも最速153キロの速球は素質は十分で、島投手は「上げるところまで上げたい。MAXは160キロです」と160キロを目標とした。
先発タイプになるのか、リリーフタイプになるのか。160キロの球を投げるのか、キレの良いスライダーを投げる投手になるのか、どんなタイプの投手に成長するのか楽しみ。
「千葉の星になる」。最速153キロの速球を武器とする島。この誓いとともに、「(スピードを)上げるところまで上げたい。(狙う)MAXは160キロです」と目標を掲げた。
コメント