センバツ大会に出場するチームで、個人的に注目したい選手を紹介します。今日は大阪桐蔭高校。
大阪桐蔭の注目選手
注目度Ａ：必見・見ないとヤバイ、注目度Ｂ：成長をチェック、注目度Ｃ：素質をチェック
注目度A：森陽樹投手（2年）
190cm86kgの右腕投手で最速152キロ、スピードと角度のあるストレートの威力は佐々木朗希投手のような怪物の域に入ってくる。変化球がタイミングを外すカーブのような球で、鋭い系のものを身につければ高校生では打てない。来年のドラフトの超目玉となる。
注目度A：平嶋桂知投手
154キロのストレートは普通に超高校級で、フォームに力感が無い所から伸びも感じさせる球。制球は少しアバウトにも思えるが、高校生でこれだけいけば問題ない。普通に毎年の高校生のトップクラスにいる選手であることは間違いない。
注目度A：中野大虎投手（2年）
足を挙げてから投げ終わるまでの躍動感と、投げられた球の躍動感があり、森投手・平嶋投手には無い物を持っている。最速149キロ、コントロールもストレートに関しては構えた所にいく制球力がある。来年のドラフト1位候補。
注目度A：境亮陽選手
180cmの外野手で50m5.8秒の足があり、投手としても146キロを記録する強肩と、一発を打てる長打力がある。身体のすべての面で高い能力があるトップアスリート型で、まだ底が見えない。将来、投手なのか野手なのかもまだ定まらないが、藤原選手や根尾選手がプロ5年目でもなかなか落ち着かない感じがあり、早めにポジションを決めたい所もある。そんな心配をしてしまうような選手。
注目度B：ラマルギービン・ラタナヤケ選手
大ぶりではなくシャープにバットを振り切って、強いライナーで安打を打つ選手で高校通算28本も記録している。昨秋は12試合で19安打、5本塁打で21打打点を放っているが、新基準のバットでどんな打撃をしてくるか注目したい。
注目度B：徳丸快晴選手
高校通算26本塁打、腕の力が強く、変化球にも合わせる技術がある。新基準バットでそんな打撃になるのかを注目したい。
注目度B：吉野颯真選手（2年）
190cm100kgの大きな身体の左の大砲として期待される選手。打撃の確実性を高めたい。
注目度B：安福拓海投手
188cm96kgの左腕投手。ベンチ入りするかどうかではあるが、144キロの速球を投げる長身左腕投手ということで、登板をしたら必ずチェックしたい。
注目度B：南陽人投手
146キロの速球を投げる右腕投手で、安定感が持ち味。実戦も多く経験している。
注目度B：川上笈一郎投手
179cmの右腕投手で146キロの速球を投げる。中学時からフォームの素晴らしい投手で、期待の投手。ベンチ入りしたら登板を見てみたい。
注目度C：増田湧太捕手（2年）
強肩の捕手として1年で正捕手としてマスクをかぶる。打撃や肩などをチェックしたい。
注目度C：山口祐樹投手
178cmの左腕投手で最速141キロを記録し、先発・リリーフで安定感ある投球をする。
注目度C：吉田翔輝外野手
170cmと身体は大きくないが50m6.0秒の足が使える選手で、昨秋は打率.324に5盗塁を記録している。
注目度C：畠中健太外野手（2年）
打撃の技術に優れ、昨秋は故障した選手の代わりに出場し、打率.375を記録、四球で出塁もできる。
チーム
超高校級の右腕・森投手や、高校トップクラスの平嶋投手、中野投手。そして南投手、川上投手、山口投手なども140キロを越す球を投げ、他の高校だったらエースという投手が目白押し。
打線は1番・境選手が能力が高く、出塁すれば1点を取る力がある。中軸の徳丸選手、ラマル選手などの力も強力だが、境選手と、2番の吉田翔選手の出塁がカギとなりそう。明治神宮大会では5エラーで敗戦し、例年よりもディフェンス面や完成度の点で課題があるようにも見えたが、春までに仕上げてくるだろうと思う。
投手が2点に抑え、野手が6点くらいを奪う。新基準バットではどんな戦い方になるかわからないが、投手が0点から1点に抑えないと大阪桐蔭でも勝てない戦い方になるかもしれない。森投手が0点が見込めるが、平嶋投手、中野投手が失点をしないで投げられるか。
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