日本大3年・市川祐投手が東都リーグ10勝、中大を9回1失点で安定感見せる

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日本大の3年生エース・市川祐投手が中央大戦でわずか101球で完投勝利を挙げ、リーグ通算10勝とした。

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ドラフト1位投手と投げ合い

市川祐投手は昨年に、ドラフト1位でプロ入りした青山学院大の常広投手や下村投手、国学院大の武内投手、中央大の西館投手といった4年生エースと、日大の2年生エースとして対戦し、春に4勝1敗、秋に4勝4敗という成績を残した。

今季はここまで1勝1敗だが、「僕はずっとタメがあったんですが、それが全然なくて。流れのまま投げてしまっていた。しっかり軸足に体重を乗せ、ワンテンポを置く練習をしてきました」と話し、試合の無かった10日間で修正すると、この日の中央大戦では「右も左もカットボールでうまく打たせることができた」と変化球で打たせて取り、わずか101球で9回7安打2奪三振1失点(自責点0)で完投勝利を挙げた。

関東第一時代にはドラフト候補として注目されたが、プロ志望届を提出したものの指名漏れとなった。それでも角度のある152キロのストレートは将来性十分だった。

リーグ通算10勝は、東都リーグの現役では国学院大の4年・坂口翔颯投手と並び最多となった。多くのドラフト候補との投げ合いで成長を見せる市川投手、来年に向けてこれから注目度が増して行きそうだ。

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