西の安楽、東の高橋、前橋育英・高橋光成投手に早くもプロ10球団が絶賛

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 夏の高校野球、第5日目の第1試合で前橋育英と岩国商が対戦し、2年生の高橋光成投手が9者連続を含む13三振を奪い、1-0で完封勝利を挙げた。

 群馬大会決勝戦の東農大二戦、4安打9奪三振で完封勝利を挙げた高橋光成投手は、9回最後の打者にストレート勝負し148km/hを外角低めに決めて見逃し三振を奪った。187cmの2年生右腕が関東NO1投手になった瞬間だった。そしてこの日、甲子園で9者連続奪三振を記録し5安打13奪三振完封、巨人や千葉ロッテのスカウトが「西の安楽、東の高橋」と同じ言葉を発し、東日本を代表する投手となった。

 ストレートの最速は145km/h、大体130km/h台後半と抑え気味だった。しかしスライダーが低めに外して空振りを奪えれば、ストライクゾーンに入れて見逃しを奪うなど自由自在に操り、決め球のフォークも落差が大きくストラークゾーンから沈み空振りを奪った。

 この投球にプロ7球団のスカウトが絶賛のコメントを残している。

○巨人・山下スカウト部長:「体ができれば150km/hは出る。腕の振りも良いし、直球は手元でグッと伸びる。今の2年生なら西の安楽、東の高橋。順調に行けば来年の上位候補になる。」

○東京ヤクルト・鳥原チーフスカウト:「体が大きいし球威がある。来年は上位候補として期待が高い。うちは高校から入る投手が多いから。」

○阪神・畑山スカウト:「身長が188cmあってコントロールがいい。初めて見たけど変化球も真っすぐもバランスがいい。走り方を見ても体の強さを感じる。来年は必ず候補に入ってくる。」

○千葉ロッテ・松本編成統括:「球威があって変化球のキレ、制球力がある。もう1年あるし伸びしろが大きい。西の安楽、東の高橋になりそう。」

○北海道日本ハム・山田GM:「来年が楽しみな素材。直球も変化球も腕の振りがゆるまない。バッターからは直球が速く見える。球速が増せばダルビッシュ、スライダーのキレが増せば田中将大」

○中日・中田スカウト部長:「完成度は6割くらい。もっと下半身を鍛えたらとてつもない投手になる可能性を秘めている。」

○オリックス・古屋編成部国内グループ長:「直球に落ちるボールもある。いい2年生がいると聞いてきたけど評判どおりの投球。来年のドラフトの目玉です。

○横浜DeNA・吉田編成スカウト部長:「角度があるし、ゆったりしたフォームから投げ込んでくる。球持ちもいい」

○福岡ソフトバンク・永山スカウト部長:「体は大きいし、だいぶまとまってきた。大きな本格派になってくれるよう期待してます」

○広島・高山スカウト:「県大会でも見たことがない投球をここ(甲子園)でした。150キロ以上を投げられるようになるだろうし、本当は目立ってほしくない逸材」

 157km/hの速球に変化球もコントロール良く決める安楽智大投手と現状で比べる事はまだできない。しかし高身長ながらバランスが良く素晴らしい腕の振りは安楽投手よりもきれいに見える。このまま常時140km/h中盤を出せるようになれば、来年のドラフト会議で、1位で競合する投手になるでしょう。非常に楽しみです。

 三振を奪うたび、観客がどよめいた。その中心に前橋育英・高橋光がいた。初の全国マウンドでも臆することなく5安打完封し、圧巻の13奪三振デビュー。昨夏の桐光学園・松井以来、2年生では史上5人目となる全員奪三振もマークし、最少得点を守り抜いた。「(松井の)去年の活躍を見てすごいと思ったし、憧れていた。そこで自分も三振が取れてうれしい」。松井不在の甲子園に、新ドクターKが現れた。

 圧巻は、3回2死からの連続Kだ。188センチから投げ下ろす最速145キロの直球と決め球のスライダーにフォーク、カーブを織り交ぜた。6回1死、必死のセーフティーバントを試みた10人目で途絶えたが、松井の大会記録(10)に迫る9連続Kを記録した。「記録を知っていたら、バントもできないくらいのストレートを投げておけば良かった」と笑った。

 成長を後押ししたのが浦和学院(埼玉)の2年生左腕・小島(おじま)和哉だ。昨秋、今春の関東大会で投げ合い、ともに敗れた。「同じ相手に3度負けられない」と、1日300メートル×20本のダッシュで自分を追い込んだ。小島は10日の仙台育英(宮城)戦で182球の熱投も敗退。11日に電話で激励され「小島の分まで投げたい」と誓ったマウンドだった。

浦学・小島の分も!前橋育英・高橋光、9連続K  - サンケイスポーツ:2013/8/13

 まさに、三振ショー。回を追うごとに、スタンドの観衆がどよめく。高橋光は五回終了まで11三振。昨年の大会で桐光学園・松井が今治西戦(愛媛)でマークした1試合22三振と同じペースで三振を奪った。終盤、ペースが落ち、13個に止まったが、衝撃の全国デビューだった。

 「後半バテて打たれたけど、先輩が守ってくれた。勝ててうれしい。三振は気にしてなかったけど、10連続が記録と知っていれば、三振を狙ったと思う」

 初勝利の喜びに浸りながらも首をひねる。持ち前の負けん気の強さが表れていた。

 三回二死目から、六回一死目までは9連続三振。「10連続」はセーフティーバントの投ゴロで逃したが、1メートル88の長身からゆっくりと投げ下ろす最速145キロの直球に縦と横のスライダーを交えて手玉に取った。

 センバツ優勝校の浦和学院には昨秋の関東大会準々決勝、今春の関東大会決勝で敗れた。昨秋の新チーム結成後、公式戦で負けたのは、この2度だけ。それだけに、選手たちは夏の甲子園に向け「打倒! 浦学」で一丸になった。そんな中、センバツで圧倒的な強さを誇った浦学が、1回戦の仙台育英戦で敗れるシーンをTVで見た。高橋光も、「甲子園では何があるか分からない」と、ショックを受けた。

 甲子園のざわめきがどよめきに変わる。今大会。2年生の怪物は済美(愛媛)の安楽だけではなかった。

 「本当に楽しかった。自分でもまだ信じられない。意識はしてないが(三振を奪うと)モチベーションが上がる」

 前橋育英の2年生右腕・高橋光が三振を積み重ねていく。3回1死二塁から9番・中川を見逃し三振。それは序章にすぎなかった。6回、先頭の8番・上寺を142キロの直球で見逃し三振に仕留め、これで9者連続。あと一つで桐光学園(神奈川)・松井が昨夏に樹立した大会記録に並ぶところまで来た。しかし、一回りしてきた9番・中川が2球目をセーフティーバント。投ゴロで記録は止まった。

 試合後のセリフがまた振るっていた。「(記録は)知らなかった。知っていたら、バントができないくらいのスピードのストレートを投げたのに…」。それでも、顔は笑っていた。漂う大物感。9者連続は甲子園歴代2位の大記録。73年春に作新学院(栃木)の江川卓が打ち立てた8者連続をも超えた。終わってみれば5安打、13奪三振の完封。岩国の打者全員から三振を奪った。

 この日の最速は145キロ。1メートル88の長身を生かした角度のある直球が最大の武器だ。直球は「三振を狙う」140キロ台と、「制球を意識する」130キロ台を使い分ける。さらにスライダーと、フォークボールを自在に操る。冬場の3カ月間は300メートルダッシュを毎日20本繰り返し、体をいじめ抜いた。下半身が安定し、奪三振の内訳は直球で6、スライダーで4、フォークボールで3と幅広く奪った。的を絞らせず、1度も外野に飛球を運ばせなかった。

松井のあと1、前橋育英・高橋9連続K  - ニッカンスポーツ紙面:2013/8/13

 5球団のスカウトコメントなどが掲載されています。

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