明徳義塾が優勝、来年ドラフト注目選手・市川悠太投手が完封勝利

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

明治神宮大会高校の部は決勝戦が行われ、明徳義塾が創成館を4-0で下して優勝した。エースで145キロ右腕の市川悠太投手が、4安打完封勝利。

全10試合全て完投

明徳義塾はこの日もエースの市川悠太投手が先発すると、大阪桐蔭のドラフト1位候補3投手から7点を奪った創成館打線を、9回4安打4奪三振で完封、球速は130キロ台中盤と本来の140キロ中盤のボールは無かったが、スライダーをコーナーに決める投球で完封した。

市川投手はこの秋、高知大会、四国大会、そして明治神宮大会と10試合すべての試合で先発して完投した。80イニングを投げて自責点12、防御率は1.35と安定感を見せた。この日は準決勝で右手中指の爪が割れていたものの、「どこが痛いとかは関係ない。全部一人で投げ切るつもりでいた。気合で投げました」と話した。

まずは全国一冠となった市川投手、この冬はまずは疲労を取り、そしてさらに上のピッチングを目指して成長する事だろう。来年春のセンバツで二冠目となるか注目したい。

明徳が優勝

明徳義塾はこの日、4番の谷合悠斗選手が4打数3安打を記録した。アベレージも残せるし長打力もあり、来年が注目される。

明徳義塾は36年ぶりの優勝となった。馬淵監督は11月11日に母を亡くしていたというが、通夜、告別式には参加せず、チームの指揮を執っていた。馬淵監督は「子どもを預かる以上、宿命だから」と話した。

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13日の準決勝後、涙を浮かべ「あと1勝やぞ」と選手にハッパをかけた。3連投の市川は94球で4安打完封。秋の公式戦10試合を一人で投げ抜いた絶対的なエース右腕は「監督さんを勝たせて男にしようと話していた」と熱い思いを吐露した。

選手は指揮官が初めて見せた涙に奮い立った。宿舎では「監督を男にしよう」と団結。市川悠太投手(2年)は右内転筋を痛め、右手中指の爪も割っていたが、「気合で投げた」。4安打完封。今秋の公式戦、全10試合を一人で投げきった。

 ウイニングボールを受け取った馬淵監督は「墓前に飾りたい。もし、子供たちが(監督のためにと)考えてくれていたならうれしいね」と目尻を下げた。

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