埼玉栄のプロ注目・米倉貫太投手が、13安打を浴びて6失点と課題の残る投球を見せた。しかし視察した東京ヤクルトのスカウトは高い評価を示した。
フォーム的に欠点は無い
埼玉栄の米倉貫太投手はこの日、春季埼玉大会準々決勝の山村学園戦に先発した。山村学園には昨年秋も0-4で敗れている。
この日は制球が乱れた。3回には2アウト2,3塁からストレートが大きく高めに外れ、捕手もジャンプをしたが捕球できずに先制点を与えると、その後もタイムリーヒット2本で2点を失った。
13安打を許して6失点し試合も8回コールドで敗れた。最速は141キロだった。米倉投手は、「低めを狙ってピンチの時に腕を振ろうとしたのですが、精神面も弱かった」と反省、若生監督も「全然ダメ。打者に向かってない」と話した。
それでも視察した東京ヤクルトの伊東編成部部長は「いい投げ方をしている。フォーム的に欠点はない」と評価した。1年時から大事に育てられながらもまだ結果が付いてきていない。精神的な部分や調子が悪い時の投球などができるまでは、まだ到達していない。それでもきれいなでバランスの良いフォームは、見る人の目を惹く。
どんなタイミングでブレークするか、それを注目して見ていたい投手だと思う。
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米倉は「低めを狙ってピンチの時に腕を振ろうとしたのですが…。精神面も弱かった」と反省。東北(宮城)でダルビッシュをはじめ多くの好投手を育てた若生正広監督(67)は「全然ダメ。打者に向かってない」と厳しかったが、視察したヤクルト・伊東昭光編成部部長が「いい投げ方をしている。フォーム的に欠点はない」と話すなど、高評価に変わりはないようだ。
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