2番起用の智弁学園・前川右京選手に中日スカウト「本来の打撃を忘れた典型」

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智弁学園で高校通算34本塁打のスラッガー・前川右京選手は、春季大会は2番で起用され、この日も2安打を記録した。しかし、監督もスカウトも評価は良くなかった。

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本来の打撃を忘れた典型

この日の準決勝・奈良大付戦でも2番で出場した前川右京選手は、2回2アウト1,3塁の場面でレフト前に勝ち越しのタイムリーヒットを記録した。この日は4打数2安打と結果を残した。

それでも、センバツ後に打撃に苦しんでいる。この日のヒットも「追い込まれたので芯に当てる意識で」と話したが「当てにいってアウトになる形が多い」と反省し、「打撃のトップのとき、2回入ってしまい左肩の開きが早くなってしまう。そこを直そうと取り組んでいます」と課題について話した。

また、「小坂監督から今のオマエではクリーンアップを打てない、つなぐ意識でチームを引っ張れ、と言われました」と話すが、この日も監督は「良くない。柔軟性をもって配球を読んで打たないといけない。なぜ2番での起用か考えないといけない」と厳しい。

この日は阪神、ソフトバンク、中日など9球団のスカウトが視察をしたが、中日の中田スカウトアドバイザーは「典型的なホームランバッターが、本来の打撃を忘れた典型。もっと打撃を良くしようと、下半身をもっと使おうとして、使いすぎている」と指摘し、「オリックスの吉田正尚のようなタイプ」と、本来は上体の強さを使ったタイプと話す。

不振の状態で、2番起用、そしてスカウトからこのようなコメントが出て、いろいろと混乱をしている状態かもしれない。一度考えをスッキリさせたい所。個人的に無責任なことは言えないので、2番起用については監督と更に会話をしたほうが良いかもしれない。

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ネット裏で視察した中日の中田宗男アマスカウト・アドバイザーは1年時の豪快な本塁打を目の当たりにした。豪快な打撃が影を潜める現状に「典型的なホームランバッターが、本来の打撃を忘れた典型。もっと打撃を良くしようと、下半身をもっと使おうとして、使いすぎている」と指摘する。それでも魅力あふれる選手であることに変わりはない。「オリックスの吉田正尚のようなタイプ」と期待を寄せる左打ちのスラッガーだ。

2回2死一、三塁では、追い込まれながらも高めに浮いた球を左前に払うように技ありの安打を放った。「追い込まれたので芯に当てる意識で」。だが、試合全体を振り返って「当てにいってアウトになる形が多い」と反省。「次の試合(決勝)は自分のスイングができるように」と引き締めた。小坂将商監督(43)は「(前川の状態は)良くない。柔軟性をもって配球を読んで打たないといけない。なぜ2番での起用か考えないといけない」と厳しく指摘し、さらなる奮起を促した。

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