春季高校野球大阪府大会は9日、5回戦が行われ、大阪学院大高(大院大高)は優勝候補の履正社に0-3で敗れ、ベスト8進出を逃した。しかし、来秋のドラフト候補として期待される2年生の二刀流・林将輝投手兼外野手だが「6番・右翼」でスタメン出場し、6回から2番手として救援登板すると、4イニングをわずか2安打無失点に抑える快投を披露。173センチと小柄ながら最速152キロを誇る本格派右腕が、そのポテンシャルを見せている。
「これ以上は取らせない」。6回から登板し履正社打線を沈黙
外野手で出場していた林将輝投手は、3点のリードを許した6回から登板。「これ以上は取らせない、という気持ちでマウンドに上がりました(スポーツニッポン)。」という言葉通り、立ち上がりからエンジン全開で履正社打線に真っ向勝負を挑んだ。
152キロの直球をより引き立たせる変化球の多彩さが特徴で、切れ味鋭いスライダーを縦、横、斜めと3種類の方向に投げ分ける器用さを披露。さらにチェンジアップやフォークを織り交ぜ、打者16人に対して5つの三振を奪った。林投手は「自分の中でも結構、良かったんじゃないかと思います(スポーツニッポン)。」と、手応えを口にする投球で4回2安打無失点の好投を振り返った。
「1安打」の壁に泣いた打撃。履正社・木村颯との対峙で見えた宿題
投球で圧倒的なパフォーマンスを見せた一方で、打席では「二刀流」ゆえの厳しさを痛感した。この日の大院大高打線は、履正社のエース右腕・木村颯投手(3年)の前にわずか1安打。林選手自身も3打数無安打に終わり、自らのバットで反撃の狼煙を上げることはできなかった。しかし、凡退した打席でも鋭い打球を放つなど、センスの良さは随所に見せていた。
「いい当たりもあったんですけど。変化球を待っていたところで、スライダーとか狙い通りに打てた場面もありました(スポーツニッポン)。」と話す。投打の両面で高いレベルを求められる役割に、「どちらかに偏ってしまうと良くない。ピッチングが良ければバッティングも、という感じで両方のレベルを同じように上げていけるように(スポーツニッポン)」と、さらなる進化を誓った。
2027年ドラフトの目玉へ。ノーシードから狙う「大阪の頂点」
大院大高は今夏はノーシードからの厳しい道程となる。しかし、林選手というこの力が、強豪を相手に通用することを証明してみせた。次戦は先発でなげれば強豪をある程度抑えられる。その時に打線が得点を奪えるかどうか、それが課題となる。
来年は注目選手の一人に入ってくる林選手、2026年の大阪の主役を争う戦いにどれだけ絡んでいけるか注目したい。
【林 将輝】 プロフィール
- 氏名: 林将輝(はやし・まさき)
- 所属: 大阪学院大高校(2年)
- 出身: 大阪府
- ポジション: 投手、外野手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 173cm、75kg(推定)
- 主な特徴や実績: 最速152キロを誇る2年生の二刀流。170センチ前半と小柄ながら、抜群の身体能力で高い出力を誇る。縦、横、斜めの3方向へ変化するスライダーに加え、多彩な落ち球を操る。2026年春季大阪大会の履正社戦で4回無失点の好投。2027年ドラフト注目候補。








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