都市対抗野球四国2次予選ではクラブチームの松山フェニックスが都市対抗出場を決めた。投手が4人しかいないチームにおいて、エースの松井佑二投手が四国銀行、JR四国を連続で完封した。
松山フェニックス
松山フェニックスは愛媛県にあるクラブチームで、かつては愛媛県に社会人チームのNTT四国があったがそれが廃部となり、愛媛県から社会人を無くしたくないという思いから市民球団として誕生している。
平成13年には日本選手権に出場し勝利するなど実力は高いものの、クラブチームという事で選手を集めたりというのは難しく、投手はコーチ兼任も含めて4人、その他のポジションも捕手2人、内野手6人、外野手6人という陣容となっている。
一人でも欠けたら厳しくなる状況で特に投手は4人で連戦を戦う必要があり、一人一人の奮闘が必要となる。その中で、1次予選では四国銀行に0-20で敗れるなど戦力差を痛感する試合もあった。
快投、松井佑二投手
四国は現在JR四国と四国銀行の社会人チームがあり選手層も含めて実力に差がある。その中で松山フェニックスは2次予選初戦の四国銀行戦で松井佑二投手が完封し2-0で勝利すると、代表決定戦のJR四国戦も松井佑二投手が2日連続で先発してこの日も完封、4-0で勝利して都市対抗出場を勝ち取った。
松井佑二投手は168cmの右腕投手で高知高校時代に甲子園に出場し141km/hを記録、大学は松山大でエースとして投げており、実戦経験十分の投手のようだ。
かつてはNTT四国として渡辺智男投手、西山一宇投手、山部太投手などを擁して都市対抗に出場していた競合「松山市」、今度は松山フェニックスとして不死鳥のように都市対抗に戻ってきた。市民からの熱い応援とまずは補強選手で選手を補強して本戦で大企業チームを相手に奮闘を見せてほしい。
そして松井佑二投手のピッチングにも注目したい。
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