【ドラフト】阪神が桐蔭横浜大・渡辺夏一投手に注目、3度の手術乗り越えた最速151キロ右腕

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阪神に、新たな本格派右腕がドラフト指名候補として浮上した。桐蔭横浜大の最速151キロ右腕・渡辺夏一投手(4年)は、度重なる怪我や3度にわたる手術を乗り越え、今春のリーグ戦で先発として抜群の存在感を発揮し、阪神をはじめ、複数球団のスカウトから熱い視線を浴びている。

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右肘の3度の骨折・手術を乗り越え、今春に最速151キロで衝撃の公式戦本格デビュー

渡辺夏一投手は北海道出身で、霞ケ浦高校時代に140キロ中盤の速球を投げ、赤羽蓮投手(2022年福岡ソフトバンク育成ドラフト1位)や1年後輩の木村優人投手(2023年千葉ロッテドラフト3位)などと共に注目されていた。

プロ志望をせずに桐蔭横浜大に進学をすると、1年春に早くもベンチ入りするなど高い実力を評価されていたが、その後はケガとの戦いになった。2年春に右肘頭骨折で手術を受け、そのボルトを除去するために再度手術を行った。さらに3年春にようやく公式戦初登板を果たしたものの、直後に右肘の尺骨骨折に見舞われ、3度目の手術を経験した。高校時代も怪我が多くリハビリ期間が長かったが、大学でも見舞われた故障、しかし、それでも諦めることなく前を向き続けた。

4年生を迎える冬の期間、「焦らず、地道に」と自らに言い聞かせ、徹底的な体作りと投球動作の改善に注力(デイリースポーツ)。体重は85キロから90キロへの増量に成功し、右肘への負担を軽減するため、肘のしなりを使った投球フォームから肩主導で胸を大きく使って投げる形へと改善を施した。その努力が実を結び、今春のオープン戦で自己最速となる151キロの快速球を計測すると、力強いストレートと空振りを奪えるスプリットやフォークなどの鋭い変化球を披露し、ネット裏のスカウト陣を大いにざわつかせた。リーグ戦終盤の5月16日に行われた神奈川工大戦では先発として7回を5安打3失点にまとめ、粘り強いゲームメイク能力を示してアピールした。

「持っているものがある」阪神をはじめNPB複数球団スカウト陣が熱い期待

故障明けながらハツラツとした投球を続ける右腕に対し、視察に訪れたプロのスカウト陣からは高いポテンシャルを評価する声が寄せられている。

阪神・吉野創スカウト:「リーグ戦終盤というところで疲れもある中で抑えているのは、持っているものがある。これだけ投げられているから、秋のリーグ戦を楽しみにしたい」

オリックス・岡崎スカウト:「順調にきている。もっといい真っすぐを投げられると思うので、秋に期待したい」

今季の阪神は才木浩人投手、村上頌樹投手、高橋遥人投手らの強力な先発3本柱が1軍投手陣を牽引しているものの、茨木秀俊投手などの若手投手が1軍に定着しきれておらず、才木投手がメジャー志望をしていることや、石井大智投手の故障によりリリーフ陣が弱くなっているなど、先発と中継ぎの双方で投手の補強が課題となっている。

3度の手術から這い上がり、球威とマウンド度胸を大きく進化させた右腕を、阪神は今後徹底マークしていく。

【渡辺 夏一】 プロフィール

  • 氏名:渡辺夏一(わたなべ・かいち)
  • 所属:桐蔭横浜大学(4年)
  • 出身:北海道札幌市(星置レッドソックス - 星置中・札幌北リトルシニア - 霞ケ浦高校出身)
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:182cm、90kg
  • 主な特徴や実績:最速151キロを誇る本格派右腕。霞ケ浦高1年夏にベンチ入りし、大学進学後も1年春にベンチ入り。しかし、右肘の骨折などにより大学時代に3度の手術を経験した不屈の苦労人。今オフに体重を90キロまで増量し、肩と胸を意識したフォーム改良により右肘の不安を克服。力強い直球とフォーク、スプリット、カットボールを操る。好きなプロ野球選手は中日の涌井秀章投手。2026年ドラフト注目右腕。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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