都市対抗野球大会の西関東地区2次予選が開幕し、4年連続の都市対抗本大会出場を狙う三菱重工Eastが投打に圧倒的な力を見せて大勝発進した。先発した入社2年目でドラフト指名解禁となる左腕・安達壮汰投手(23)は、2回を投げて打者6人をパーフェクトに抑え込む完璧な立ち上がりを披露。テンポの良い投球で試合の流れをガッチリと引き込み、序盤の打線による大爆発を呼び込む役割を果たした。
打者6人を完全に封じ込める
大事な予選の初戦、三菱重工Eastの先発マウンドに上がったエース候補の安達壮汰投手は、抜群の安定感を見せた。立ち上がりからストライク先行のピッチングを展開し、打者6人に対してパーフェクトで2イニングを封じ込めた。
安達投手は、「良い球を投げるというよりは、どんどん打たせて流れ良く攻撃につなげたかった。(初戦の先発は)自分だと思っていたので、準備もできていましたし、いつも通り投げることができた。捕手の印出のリードが素晴らしく、しっかり投げきることができました」(スポーツニッポン)と語り、自らの投球と女房役の好リードに対して厚い信頼を口にした。
投じた28球のうち、ストライク率は実に67.9%。球速は130キロ台後半ながら、持ち味であるスピンの効いた伸びのある直球で内角を突き、凡打の山を築いた。この素晴らしいリズムの投球により、チームは2回までに10得点を挙げる怒涛の猛攻を見せ、試合の主導権を完全に掌握した。
「体の開き」という課題を即座に修正、エースを支える指導者からの高い信頼
大舞台の初戦という重圧がかかるマウンドに向けて、準備に抜かりはなかった。安達投手は直近のオープン戦において自らのフォームを冷静に分析し、体の開きが早くなっていたという課題を見出していた。しかし、短い期間でそのポイントをきっちりと修正し、本番のマウンドでは本来の体のしなりを活かしたしなやかな投球フォームを取り戻して見せた。
この見事なピッチングにチームを率いる佐伯功監督も、「安達は普段通りのピッチングをしてくれた」(スポーツニッポン)と話し、成長著しい2年目左腕の安定感あるマウンドさばきを高く評価した。高校時代は桐光学園高で投打の二刀流として名を馳せ、法政大を経て名門・三菱重工Eastの投手陣を支えるサウスポーは、チームから信頼させる投手になっている。
14安打14得点の大勝、東芝との宿命の大一番を見据える先発左腕の覚悟
次の2戦目は、9日に横浜スタジアムで行われる東芝との西関東予選の大一番となる。中4日での登板が想定されるマウンドに向けて、安達投手は、「自分ができる準備をして、パフォーマンスを最大限に発揮したいと思います」(スポーツニッポン)と力強く気を引き締めた。ドラフト候補としても見ているが、今はとにかく都市対抗本戦に向けてなりふり構わないスタイルでとにかく勝つ投球をする。
【安達 壮汰】 プロフィール
- 氏名:安達壮汰(あだち・そうた)
- 所属:三菱重工East(2年目)
- 出身:兵庫県(板橋区立赤塚第一中・志村ボーイズ - 桐光学園高校 - 法政大学出身)
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:181cm、85kg
- 主な特徴や実績:打っても高校時代に4番を務めるなど二刀流として注目を浴びた、社会人2年目のポテンシャル抜群のサウスポー。法大時代に最速147キロのキレのある直球をマークし、三菱重工East入社後も安定した制球力と高いマウンド度胸を武器に投手陣を支える。都市対抗西関東予選の初戦で先発を務め、打者6人をパーフェクトに抑える抜群の投球を披露。さらなる球速アップと精度向上に励む、2026年ドラフト上位注目候補。









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