149キロ左腕・矢澤宏太選手は日体大でも二刀流、育成指名は断る

大学野球ドラフトニュース 2022年ドラフトニュース

最速149キロの速球と、高校通算32本塁打の二刀流で活躍を見せたものの。昨年のドラフトで指名漏れとなった藤嶺藤沢の矢澤宏太選手が、日体大での練習をスタートしている。

育成指名は断る

173cmと小柄だが最速149キロの速球を投げる左腕投手として、また高校通算32本塁打のパンチ力に、50m5.8秒の足があり、埼玉西武などを中心に12球団のスカウトが注目していたのが藤嶺藤沢の矢澤宏太選手だった。夏の大会終了後には10球団から調査書が届き、矢澤投手もプロ志望届を提出したが、ドラフト会議での指名はなかった。

昨年春の大会では威力ある球を見せるものの、最後は疲労のある中で登板して大量失点をしてしまった。また長打力があるものの、173cm63kgという線の細さがあり、ドラフト会議での指名はなかった。育成ドラフトでの指名があるかとみられたが、矢澤投手は複数球団から来ていた育成指名の打診を断ったという。「ここでたまたまプロに入っちゃって、試合にも出られない立ち位置ならば、大学で4年間しっかり頑張って、絶対にドラフト1位で行こうと思いました」と話す。

矢澤投手は日体大から声がかかり、2月5日には25人の新入生が集まり練習が始まった。投手としてプレーするのか野手としてプレーするのか、古城監督は矢澤投手に「どうしたい?」と聞くと矢澤投手は「大学の方針に従います」と話したという。すると古城監督は「じゃ、両方やろう」と二刀流でのプレーを認め、矢澤投手は「どっちも好きなので嬉しかった」と話した。

まずは体づくりから。日体大では昨年ドラフト1位で指名された松本航投手が176cm、千葉ロッテからドラフト2位で指名された東妻投手は170cmと大きくないが、155キロの速球を投げてドラフト上位で指名された。また今年のドラフト候補で150キロを超える球を投げる北山比呂投手と吉田大喜投手も174cmと同じくらいの身長。あとは体重をしっかりとつけた身体にして、元プロの辻コーチの指導を受けて4年時には155キロくらいを投げる左腕投手になっているのではないかと思う。

この日、投手として練習した後に野手組のフリー打撃に参加すると、フェンス直撃の痛烈なあたりを見せた。4年後にどちらの評価でもドラフト1位で指名されるような選手になってほしい。

主なドラフト指名漏れ選手
日本体育大のスポーツ推薦合格者(2019)

最速149キロ左腕でありながら高校通算32本塁打をマークし、50メートル走も5秒8。昨夏終了後にはプロ10球団から調査書が届いた。投手評価の球団、打者評価の球団が二分されたように、それぞれに決め手に欠けたのか、ドラフト指名はなかった。複数球団からの育成指名の打診は断った。

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