東海大が首都大学リーグの通算1000勝達成祝賀会を行い、ソフトバンクにドラフト2位で指名された海野隆司選手や、来年のドラフト候補・山崎伊織投手などが出席した。
来年へ
今年の東海大は春に10勝2敗でリーグを制覇すると、秋は10勝0敗で完全優勝を果たした。リーグ通算1000勝を達成した。海野隆司捕手が守備の要として、また4番としてチームを引っ張った。そして3年生の強力投手がチームを支えた。155キロを投げる炎のストッパー・小郷賢人投手、そして今年大学代表入りしリリーフで抜群の投球を見せた153キロ右腕の山崎伊織投手がいる。
山崎投手は明石商時代から注目されていたが、どちらかというと吉高壮投手(日体大3年)が甲子園でエースとして投げており注目されていた。しかし東海大に進むと1年時は登板は無かったが2年春に3勝を挙げ、今年は春に3勝1敗、そして秋は4勝0敗で防御率0.20で最優秀防御率に輝いた。代表で投げていた疲労などもあて右肘じん帯炎症となり、関東大学野球選手権や明治神宮大会で登板することはできなかったが、来年のドラフト1位指名の声も、日々大きくなる投球を見せていた。
来年について山崎投手は「偉大な先輩が積み重ねてきた勝利数をさらに伸ばしたい」と話し、リーグ5連覇、そして大学野球日本一を目指す。
東海大は小郷選手もこの秋は故障のため登板ができなかった。まずは山崎、小郷の二人がそろう事が重要となる。そして、海野捕手が抜ける捕手を誰が埋めるのか。また杉崎成輝選手、千野啓二郎選手、平井練選手などの4年生野手が抜ける事もあり、新しい打線をどこまで作っていけるかが春のポイントとなる。
筑波大、日体大、帝京大など強力なライバルもいる中で、連覇を続けていけるか、そして山崎投手、小郷投手の来年の投球に、大いに注目が集まることになる。
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来季ドラフト上位候補で最速153キロ右腕・山崎伊織投手(3年)も「歴史あるチーム。偉大な先輩が積み重ねてきた勝利数をさらに伸ばしたい」と意気込んだ。今秋は同大1000勝目となる武蔵大戦で完封勝利したが、終盤は右肘じん帯炎症で登板回避。最終学年はリーグ5連覇と大学日本一奪回を目指す。
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