金足農で、吉田輝星投手から「俺よりもすごい」と期待されていた145キロ右腕の加藤響投手が、八戸学院大の寮に入った。
吉田投手指導の正村監督の元で
加藤響投手は金足農に入学すると、3年生だった吉田輝星投手から「俺の1年の時よりもすごい」と言われていた。準優勝をした1年夏の甲子園はスタンドから吉田投手の姿を見ていた。
昨年、3年生になり最速145キロの速球を投げる右腕として期待されたが、新型コロナの影響で春の大会が中止となり、夏も独自大会の中で2回戦で明桜と対戦し、0-3で敗れた。
金足農では、投手育成で評判の八戸学院大・正村監督が時々指導をしているが、吉田輝星投手もその指導を受けていた。進路を決める時には八戸学院大への進学が決まっていたが、話し合いの中でプロ入りを決断した経緯もある。
加藤投手もその正村監督に指導を受け、「ダメな部分を指摘し、個人に合った投げ方を教えて頂ける。」と話し、八戸学院大へ進学することを決めた。「吉田さんのように大事な試合を任される投手になりたい。もっと真っ直ぐを速くして4年後プロに行ければ」と話す。
八戸学院大からは昨年のドラフト会議で150キロ右腕の大道温貴投手が広島にドラフト3位で指名されている。加藤投手も4年後に同じようにドラフト会議で指名されるような投手になりたい。
加藤は吉田にあこがれ、秋田・協和中から金足農に進学。「カナノウ」旋風を巻き起こした18年夏の甲子園はスタンド観戦した。背番号1をつけた昨夏の秋田大会(代替大会)は2回戦で明桜に0―3で敗退。実力不足を痛感すると、同校投手陣にアドバイスを送ってきた八戸学院大・正村公弘監督の元で成長する道を選んだ。
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