夏の高校野球大会、ベスト16が出そろったが、ベスト16のうち関東勢が7校も残っている。東日本でも13校が残り、西日本勢を圧倒している。
ベスト16
ベスト16に残っているのは次のチーム
東北:花巻東、仙台育英、秋田商、鶴岡東
関東:作新学院、健大高崎、関東一、早稲田実、東海大相模、東海大甲府
北信越:遊学館
東海:中京大中京
近畿:鳥羽
九州:九州国際大付、興南
関東勢が7校、東北勢も4校が残った。近畿勢は鳥羽高のみ、中国・四国はすべてのチームが姿を消している。
東西東京
特に東京の関東第一、早稲田実がベスト16に勝ち残った。今年の東京の高校野球は東海大菅生が中心となっていたものの、注目されるような投手が少なく、春季大会や夏の東・西東京大会も打撃戦の大味な試合が多かった。ファンからは今年の東京のレベルは高くないという話も聞かれた。
しかし東東京では関東第一がオコエ瑠偉選手や伊藤雅人選手、五十嵐滉希選手といった選手がプロ注目選手となる活躍を見せ、早稲田実も加藤雅樹選手、清宮幸太郎選手が注目を集めている。打撃のチームが有利と言われる夏の大会で、強打で勝ち上がった東西の東京代表が勝ち進んでいる。
3回戦突破に向けて関東第一のオコエ瑠偉選手は14日の練習のシート打撃で場外弾を放つなど2打数2安打、また早稲田実の清宮幸太郎選手もフリー打撃で40スイング中4本のさく越え、両翼91mの球場だったがフェンスと防護ネットを越える場外弾を放った。
お互いに投手に不安のあるチームだが、強打で優勝を狙う。
プロ注目の外野手、オコエはシート打撃で右前打と左越え場外弾を放ち2打数2安打。「本塁打は内角球をうまく打てた。右前打も体勢を崩されたなかで、しっかりと逆方向へ運べた」と状態の良さをアピール。
フリー打撃ラストの40スイング目。清宮の打球は鳴尾浜臨海公園野球場の両翼91メートルのフェンスと防護ネットを越え、遊歩道脇に着弾した。
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