東京ヤクルトはドラフト会議前日のスカウト会議を都内の球団事務所で行い、ドラフト1位指名の選手は決めたものの公表はしなかった。
「いいバッティングしてるんで」
この日は高津監督も出席し、スカウト陣からドラフト1位指名選手のプレゼンを受けて決定したものと見られるが公表はしなかった。
この理由について高津監督は「理由は特にないですけどね。当日楽しみにしていただけたらなと思います」と話し、「いろんなシミュレーションしといてください。いろんなシミュレーションしてきたんだから」と笑った。
取材陣からは1位指名選手の情報を聞き出そうと「要望は通ったか」「左の即戦力投手か」などの質問や、「女性から人気が出そうか」と問われても、「わかんない。女性じゃないので」と回避したが、「魅力あると思いますよ。いいバッティングしてるんで」と話し、打撃の良さについて話した。
野手の候補では宗山塁選手や西川史礁選手、花咲徳栄の石塚裕惺選手も1位候補に予想されるが、高津監督は「いいバッティングしてんだよ」と再び話し、必ずしも野手ということでもなさそうで、法政大のエースで打撃センスも高い篠木健太郎投手の可能性もありそうだ。
また、即戦力か将来かについても「来年もそう、これから先のスワローズもそう。高校生だろうが、大学、社会人だろうが、どの選手を指名しても戦力になってくれると思って指名する。今年も変わらず、その気持ちを持っています」と話した。
競合になった場合は高津監督がくじ引きを引く事が決定し、「大きな仕事。味方になるか、敵になるかなので。しっかり気持ち込めて引きたいと思います」と話し、明日は明治神宮に参拝してから臨む。「いろいろ縁起を担いでいく。チームにとっても、選手にとっても、将来が決まる大きな1日。しっかりと指名させていただきたい」と話した。
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