金曜日に発表されるセンバツ出場校、奈良の高田商は明治神宮大会で履正社高校が優勝したため、センバツ出場の可能性が高くなっている。
ミラクルでセンバツ出場へ
高田商は甲子園には春2回、夏1回に出場しているが、近年は智弁学園、天理という私学の壁があり甲子園出場はできていない。昨年引退した三浦大輔投手の母校という紹介の方が分かりやすくなっている。
その高田商は昨年秋は奈良大会で決勝まで勝ち進み、智弁学園と4-5の接戦を演じた。出場した近畿大会では1回戦の和歌山東戦で8回まで4-8と劣勢だったが、9回裏に4点を奪い同点に追いつくと、延長13回サヨナラ勝利をしベスト8に進出した。しかし続く準々決勝では履正社と対戦し0-7で8回コールドで敗れ、通常6校が出場するセンバツ出場は厳しいかと思われた。
ところが近畿代表の履正社が明治神宮大会を制し、神宮枠も加わって近畿からは7校が出場する事になり、しかもベスト8に履正社、大阪桐蔭、上宮太子と大阪勢が3校入り、内規によって同じ都道府県から2校までと決まっているため、高田商の選出の可能性が高まった。
エース左腕
楽しみな選手もいる。エースの古川響輝投手は178cmの左腕で最速137キロを投げる。入学して1年間で体重を10kg以上増やし、球速も約10キロアップした。昨秋の奈良大会2回戦では8回参考ながらノーヒットノーランを達成し、奈良大会決勝でも智弁学園と互角の戦いに持ち込んだ。
近畿大会では和歌山東戦で9回12安打8失点、履正社戦は7回2/3で6安打6失点だったが、履正社からは7三振を奪っている。冬場のトレーニングでの成長にも期待したい左腕投手。
ミラクルでセンバツ出場を手にするか、そして古川投手の甲子園でのピッチングに注目したい。
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