190cmから150キロ右腕、BC・神奈川の増子航海投手にプロも注目

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創価大、190cm92kgの体から最速150キロの球を投げた増子航海投手に、プロも注目をしている。

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リーグ戦登板なしも調査書

増子航海投手は190cm92kgの恵まれた体がある右腕投手で、東海大高輪台では2年時に148キロの速球を投げて注目された。しかし、3年時に右肘を痛めると、進学した創価大でも4年間でリーグ戦での登板は0だった。

それでも、大学4年の夏に巨人3軍とのプロアマ交流戦で登板すると最速150キロを記録し、NPBの球団から調査書が届いた。プロ志望届を提出したもののドラフト会議での指名はなかったが「投げていなかったのでビックリした。見ていてくれているんだなと思いました。挑戦するための勇気をもらいました」と野球を継続することを決め、BCリーグの神奈川フューチャードリームスに入団した。

3月10日からチームの紅白戦がスタートしたが、増子投手は1回2安打1奪三振無失点、ストレートとカットボールだけで抑えた。横浜DeNAベイスターズで投手コーチなどを務め、今年からチームの監督に就任した川村丈夫監督は「ボールに強さがある。あれだけ大きいし魅力的な選手です」と話す。

「独立リーグからNPBを目指したい」と話す増子投手、大きな体からの力強いストレートに、今年は何度もプロのスカウトが視察にくることだろう。未完の大器の完成は間近だ。

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東海大高輪台(東京)では2年時に148キロを計測して注目を集めたが、3年夏に右肘を痛めた。創価大では長いリハビリを経て、本格復帰は4年夏。昨年8月、巨人3軍との試合で150キロを計測しスカウトの目に留まった。ドラフト指名は実現しなかったが「独立リーグからNPBを目指したい」と野球を続ける決心をした。
 故障で得たものもある。テークバックの際、背中側に入りがちだった右腕の動きを修正。右肘の負担減が目的だったが、ボールの出どころが見えにくいフォームになった。直球は数字以上の威力を発揮するようになった。

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