日本福祉大の左腕・西光大投手に横浜DeNA、巨人が注目していることがわかった。
西投手は175cm75kgの左腕、沖永良部島出身で昨年のリーグ戦で田島慎二(2011年中日3位)を視察するためにプロのスカウトが訪れた試合で143kmのキレの良いストレートを見せ、注目されるようになった。
今春の愛知大学2部リーグ戦で西投手は星城大戦の2回戦で登板すると、四球を連発しながらも抑えるという荒れたピッチングながら7回3安打1失点で勝利を飾った。この試合には横浜DeNA・大久保スカウトは「タマの切れがよかったし、追いかけてみたい左腕だと・・・」とコメント、また他にも巨人・藤本スカウトが訪れていた。
まだ素材型の左腕のようだが143kmを記録する左腕は貴重であり、注目して行きたい選手だろう。
中日・浅尾の母校である日本福祉大に現れた剛球左腕・西光大投手(4年・沖永良部)が力投した。22日、愛知県豊田市の中京大グラウンドで行われた愛知大学野球2部リーグで、西は星城大相手の2回戦で先発し、7イニング1失点で今季初勝利を挙げた。同2部から巣立って、東海学園大から中日に今季入団した田島が活躍しているが、西は田島に続く可能性のある剛腕。“愛知2部の星”に注目だ。
「粘って投げるのがボクの持ち味。でも四死球はもっと減らさないといけませんね」と小さく笑った。先週の至学館大相手の3回戦では2イニングで8四球と乱調。それでも、この日また先発の機会をもらい、7三振を奪う一方で7四死球。成田経秋監督代行(43)は「コントロールには課題はあるが、素材はいい。これから伸びる力がある」と話す。日本福祉大時代の浅尾を指導し、原石を発掘した人が、西の将来性を買っているのだ。
昨秋のドラフト直前、東海学園大の田島目当てにプロのスカウト陣が愛知2部リーグを視察した時のことだ。スピードガンを構えると、145~146キロの田島と投げ合った西が最速143キロを計測したのだ。「タマの切れがよかったし、追いかけてみたい左腕だと・・・」とDeNA・大久保スカウト。この日は巨人・藤本スカウトとともに、ネット裏から西の投球を見守った。
奄美群島の南西部に位置する沖永良部島(おきのえらぶじま)で育った。島に高校は、西の出身校である沖永良部高しかない。練習試合で交流する相手もなく、紅白戦で力を磨いた。実家は真っ白に咲くエラブユリなど花の栽培農家。「家業を継ぐ?それより野球を続けたい」と西はプロ志望。貴重な左腕だからドラフト候補になる可能性はあるが、投手にとっては“生命線”である制球力をもう少し良くしないといけない。
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