広島カープがスカウト会議、ドラフト1位候補に田中正義投手、山岡泰輔投手など5人

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広島カープは9月28日に球団事務所でスカウト会議を開き、大学生と社会人の指名候補30人を確認、そのうち上位候補の15人を映像でチェックした。ドラフト1位候補には田中正義投手、佐々木千隼投手、加藤拓也投手、柳裕也投手、山岡泰輔投手を挙げた。

ドラフト1位候補は5人

スカウト会議後に苑田スカウト統括部長は「5人は力があるし、頭から行ってもおかしくない」と評価した。またその中で田中正義投手について、「まだ万全じゃない。昨年見たときはすぐに15勝できるんじゃないかと思ったが、そこまで上がってこないなら判断に悩むところ」と話した。

広島カープは今年1月のスカウト会議で田中正義投手について、「文句のつけようがない」と評価しNO.1評価をしていたが、今は5人の評価が並んでいる状況を明らかにした。

今回のスカウト会議は大学生、社会人のチェックで、高校生に候補は8月19日に映像などでチェックをしている。そこではBIG4の寺島成輝投手、藤平尚真投手、今井達也投手、高橋昂也投手を高く評価しており、ドラフト1位指名候補は前回と今回の9名という事になる。

1位指名は?

高校生か即戦力か、右か左か、地元か、という事になりそうだ。

広島カープは今年セリーグの優勝を果たした。前田健太投手が抜けたものの、先発陣は外国人投手のジョンソン投手や野村佑輔投手を中心に回り、またルーキーの岡田明丈投手や若手の九里亜蓮投手、薮田和樹投手なども力を見せた。右腕投手については期待を持てる投手がそろう。

ただし左腕投手については外国人投手頼りになっており、高橋樹也投手や塹江敦哉投手など高校生を指名して育成をしているものの、ややバランスが良くない。球団内で右は日本人、左は外国人でという事で、左右のバランスを必ずしも必要としないという考え方もあるかもしれないが。

また、高校生か即戦力かでいうと、今年はジョンソン投手、野村投手の二人で31勝10敗と飛び抜けた数字を残したが、来年はここまでの数字を残すのは厳しいかもしれない。投手陣のローテーションが万全というわけではなく、今の打線をいかして連覇を狙うには、即戦力投手が欲しい。ただし高校生でも寺島成輝投手などは即戦力としても評価している。

最後に地元について、有原航平投手や石田健大投手、田口麗斗投手など地元出身の投手が他球団で活躍している現状がある。できれば地元選手で優勝をという事もあるが、それほど強いこだわりはなく、カープに入った選手が地元の選手という雰囲気がある。

ドラフト1位指名を予想すると、左を優先するならば履正社の寺島成輝投手、即戦力のエースならば今井達也投手、田中正義投手、佐々木千隼投手、柳裕也投手、山岡泰輔投手、地元ならば山岡泰輔投手という事になる。

外れ1位では、左を優先するならば高橋昂也投手、即戦力右腕ならば藤平尚真投手、加藤拓也投手という位置づけになるのではないかと思う。

2016年度-大学生投手のドラフト候補リスト

2016年度-社会人投手のドラフト候補リスト

この日は大学生と社会人の指名候補30人を確認し、上位候補15人を映像でチェックした。1位指名候補には、156キロ右腕の創価大・田中正義投手(4年)、桜美林大・佐々木千隼投手(4年)、慶大・加藤拓也投手(4年)、明大・柳裕也投手(4年)、地元の瀬戸内高校出身の東京ガス・山岡泰輔投手らが含まれているという。

右肩違和感からの復調を目指している創価大・田中について、苑田スカウト部長は「まだ万全じゃない。昨年見たときはすぐに15勝できるんじゃないかと思ったが、そこまで上がってこないなら判断に悩むところ」と評価を保留した。

創価大・田中正義投手(4年)、桜美林大・佐々木千隼投手(4年)、慶大・加藤拓也投手(4年)、明大・柳裕也投手(4年)に加え、東京ガス・山岡泰輔(21=瀬戸内)ら5人の1位指名候補も含まれているという。苑田スカウト統括部長は「5人は力もあるし、遜色ない。頭(1位)からいける。田中は持っているものが違うが、まだ万全じゃないのかなという感じ。それを今後でどう判断するか」と話した。ドラフト会議前に高校生を含めた最終段階のスカウト会議を行う。

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