明日13日に明治神宮大会が開幕する。立命館大と対戦する東北福祉大は中日にドラフト2位で指名された佐藤優投手とともに、3年生の城間竜兵投手が抜群の安定感を誇る。
光星学院時に明治神宮大会優勝
城間竜兵投手は光星学院出身で、高校3年時はエースとして春夏の甲子園に出場し、両大会で完封勝利を挙げるなど活躍した。そして春夏とも決勝戦まで勝ち進み、その決勝戦で春は先発したものの藤浪晋太郎投手の大阪桐蔭に敗戦、夏は大阪桐蔭に敗れたが城間投手は3番手での登板に終わり、共に悔しい思いをしている。
その城間投手は東北福祉大に進むと1年生の春から主に先発で登板し、ここまで18勝2敗と抜群の成績を残している。この秋はリリーフに回ると自己最速となる147キロの速球などで防御率0.00を記録、東北福祉大の大塚監督も「投手陣の中で一番しっかりやってくれた。MVPをあげたいくらい」と話している。
城間投手は2011年秋の明治神宮大会の高校の部で優勝をしている。あれから4年、成長した城間投手が再び明治神宮大会に覇者となるか。
初戦はセリーグドラフト指名選手対決も
東北福祉大は13日の第4試合で立命館大と対戦する。立命館大は巨人がドラフト1位で指名した桜井俊貴投手の登板が濃厚、東北福祉大も秋のリーグ戦1戦目を守り、中日がドラフト2位で指名した佐藤優投手の先発が濃厚。
先日の東都リーグ入れ替え戦では横浜DeNAの今永昇太投手と東京ヤクルトの原樹理投手が投げ合ったが、ここでもセリーグのドラフト指名選手同士の投げ合いが見られる。
東北福祉大1年春から主に先発。今秋から指揮を執る大塚光二監督(48)は、中日からドラフト2位指名された佐藤優(4年=古川学園)をリーグ戦1回戦の先発に固定した。2回戦以降は豊富な投手陣に経験を積ませるため、城間は抑え役になった
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