巨人の水野本部長代理スカウト担当兼スカウト部長はこの日、ドラフト1位指名についての考え方や公表するかについて語った。
「する必要があったら」
水野スカウト部長はまず、今年のドラフト会議の指名人数について、「いい選手がいれば指名は続くし、支配下に見合う選手がいない時点で終わって育成に変わる。今ちょうど整理している途中」と話した。
また、1位指名については「11球団の様子を伺って決める。当たる確率が高いところに行かないといけない」と話し、他球団の動きを見た上で決めるとした。
2022年は浅野翔吾選手、2023年は西舘勇陽投手の1位指名を事前に公表し、抽選にはなったものの共に獲得に成功しているが、1位指名の公表については「する必要があったらする。今年は他から先に公表してくれないかなあ」と話し、あくまで打球団の動向を見て決める姿勢を示した。
まだドラフト1位指名についてははっきり決まっていないと見られる。昨年も入団テスト後の取材で、「直前まで視察を重ねて。今誰かに話を聞いたらウソだと思って。何も決まってないのに話が出るはずないのでガセネタだと思ってください」と話しており、西館投手1位指名の決定と公表はドラフト直前の10月24日だった。
ドラフト会議の指名全体としては、昨年は入団テスト時に「支配下で5,6人を、また育成ドラフトで7,8人を指名する見込み」と話していたが、この日はその全体像もぼやかした形で、今年はまだはっきりと決めていない姿がうかがえる。
これからいくつかの球団はドラフト1位指名を公表していくと思うが、その情報を得ながらドラフト直前のスカウト会議で1位指名が決定していくものと見られる。
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