西武ドラフト3位・松岡洸希投手は、潮崎ディレクターが一目ぼれ

埼玉西武ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

埼玉西武は、ドラフト3位で指名したBC・武蔵の松岡洸希投手に指名あいさつを行った。松岡投手には潮崎編成グループディレクターが「一発で惚れた感じ」と話した。

追いかけてのピッチャーではない

この日、松岡洸希投手に指名あいさつをしたのは潮崎編成グループディレクターと鈴木アマスカウト。潮崎氏は今年9月に入り、オリックス2軍との練習試合で松岡投手を始めて見たと話し、「一発で惚れた感じ。追いかけて追いかけてのピッチャーではないけれど、1回だけの視察でこれ行こうと思ったので一目惚れです」と、その時のピッチングでドラフト3位指名を決めた投手だったと明かした。

松岡投手は埼玉県桶川市生まれで、桶川西高校ではショートやサードでプレーしていたが、投手として143キロを超す球を投げて注目されていたが、野球部も引退した後に練習を続けていた時に右ひじを痛めてしまい、BCリーグ武蔵入りすると林昌勇投手をまねて腕を下げて投げるようになり、最速149キロを記録するようになった。しなやかに折りたたまれた腕の振りから投げられる球は迫力十分だ。

潮崎ディレクターは「1番の魅力はサイドスローの本格派。まだまだ伸びてくれると思います。まだまだ投手経験が浅いので伸びる要素満載だと思っています」と話すと、担当の鈴木スカウトも「素材、伸びしろですね。上限が全く見えてこない選手で楽しみな選手」と話した。

また鈴木スカウトは、「西武の3位は有名で、チームの顔となっている選手が多いので、顔になれるように」と話した。かつては、松井稼頭央や西口選手、現役では秋山選手、外崎選手、源田選手がドラフト3位で指名されている。2017年には同じ独立リーグの伊藤翔投手が3位で指名され、翌年には1年目で1軍で結果を残した。松岡投手は「チームの顔にもなりたい。西武の3位は華のある順位だと思うので、その順位に恥じないように頑張っていきたい」と話した。

ドラフト直前の投球でドラフト3位を射止めた松岡投手、瞬間での判断で指名されていく選手が多くなっているような気もするが、まだまだ伸びしろもある選手だと思う。プロでもさらに成長を期待したい。

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自身もサイド右腕だった潮崎哲也編成グループディレクターは9月のオリックス2軍との練習試合で初めてチェックし、指名を即決。「一発で惚れた感じ。追いかけて追いかけてのピッチャーではないけれど、1回だけの視察で『これ行こう』と思ったので一目惚れです」と明かした。

部員が14人だったことから3年になって4、5月頃、「チーム事情で」投手にも挑戦。すると非凡な才能を見せて、130キロほどだった球速も、夏場には最速143キロを計測した。

 さらにプロ入りへの転機となったのは今年のBC武蔵入り後。昨年10月から右肘付近を痛めていたこともあって、今年4月にサイドスローに転向した。最速160キロを投げる元ヤクルトの守護神・林昌勇(イム・チャンヨン)のフォームを研究。最速149キロをマークするなど、一気に飛躍してプロからの注目を受ける存在になった。

松岡は事務所内で緊張の面持ちで、スカウト陣らと対面。担当スカウトの鈴木敬洋編成グループ育成アマチュア担当が「西武の3位は有名で、チームの顔となっている選手が多いので、顔になれるように」と期待を込めた。西武のドラフト3位といえば近年では秋山、外崎、源田。歴史をさかのぼれば松井稼、西口らも名を連ねる。西武の看板選手の“出世順位”だ。

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