大宮東の変速左腕・冨士大和投手が育成ドラフト1位で指名された埼玉西武と入団に合意した。支度金350万円、年俸280万円。
埼玉西武ライオンズジュニアユース出身
冨士大和投手は左のスリークォーターよりもやや横から、140キロ中盤の速球とスライダー、チェンジアップなどの変化球を投げ、打ちづらい投手として注目されていた。制球の課題があり、ドラフト会議では育成ドラフト1位の指名だったが、埼玉西武とは縁があった。
この日の入団合意の後の会見で、「中学3年生のとき、埼玉西武ライオンズジュニアユースのメンバーとしてライオンズのユニホームを着たのですが、また同じユニホームで野球ができることをうれしく思っています」と話した。現在は東北楽天など、中学生の硬式野球チームを運営する所も多くなっており、冨士投手は中学時に埼玉西武ジュニアユースでプレーしていた。
まずは制球を良くすることが求められるが、まだ線が細い事もあり、体をしっかりと地面に立たせる事が重要となる。下半身をしっかりと鍛えた時に制球がどこまで安定してくるかが一つのポイントとなりそうだ。あとは今の良さを消さずに、腕の振りの良さ、そして適度な粗さがあると、プロでも左のリリーフとして、対戦を嫌がる左打者が多くなるのではないかと思う。
「プロの練習は厳しいと思うので、それについていける体力づくりをして入寮を迎えたいです。育成選手なので、1年目は焦らず、しっかり土台をつくりながら、支配下選手を目指して頑張ります」と話した。
来年は兄の冨士隼斗投手(日本通運)が注目投手となりそうで、兄弟で1軍でなげ合う事もあるかもしれない。注目したい。
2024年ドラフト会議指名選手一覧
2024年のドラフト会議は10月24日に行われ、支配下ドラフトが69人、育成ドラフト54人の合計123人が指名されました。
2024年度-高校生投手-左投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
西武が育成1位左腕の大宮東高・冨士大和と入団合意 ライオンズジュニアユース出身の〝生え抜き〟「また同じユニホームで野球ができる」:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!
西武は7日、育成ドラフト1位で指名した埼玉・大宮東高の冨士大和投手(18)と入団交渉を行い合意したと発表した。支度金350万円、年俸280万円(金額は推定)。140キロ台中盤の直球にスライダーやチェン...
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