藤浪晋太郎投手、文句なし!阪神、福岡ソフトバンクのスカウト評価!

藤浪晋太郎, 大阪桐蔭

 18U世界選手権の韓国戦に前日に引き続き連投した藤浪晋太郎投手、この日は疲れから逆球も多かったものの、昨日のコロンビア千よりは制球が良く、9回127球を投げて6安打6奪三振3四死球で2失点という内容だった。7回は四球2つに味方のエラーで2失点したものの、151kmのストレートでピンチを脱した。

 この投球に阪神・佐野統括スカウトは「走者を背負ってからの球が素晴らしかった」と話すと、福岡ソフトバンク・宮田スカウトも「見るたびに成長を続けている」と評価した。

 韓国打線は韓国プロ野球のドラフト会議で指名された選手ばかり、3番打者は1位指名を受けているが日本のドラフト1位候補の実力を見せた。

 魂を込めた127球。藤浪は最後までマウンドを降りなかった。決勝進出へ負けられない試合。しかも相手は宿敵・韓国。連投で2失点完投し、2日で計227球を投げきったエースは笑顔でナインと勝利の喜びを分かち合った。

 

 「日韓戦というのもありましたけど、決勝に残れるか負けられない試合だった。何とか粘って少ない点数に抑えられた。疲れは全然なかった」。開催国相手。三塁側の内野席は韓国応援団でぎっしり埋まり、1プレーごとに大きな歓声と拍手が湧き起こる。攻撃時にはスピーカー、マイク、笛を使用した大音量がこだまする。完全に「アウェー状態」のマウンド。それでも藤浪は「投げている時は何も耳に入らない」と集中していた。

 

 5日のコロンビア戦で5回3失点降板。試合に敗れ、日本は崖っ縁に立たされた。前夜のミーティング。藤浪は小倉全由監督から「あしたも頼む」と言われ「行けます」と即答した。「自分は連投の方が状態がいい」と話すように、そのボールは力強く鋭かった。

 

 スライダーでカウントを整え、常時140キロ台後半をマークする直球で勝負。カーブ、フォークなども織り交ぜ、打者に的を絞らせない。韓国の先発野手は全員、8月20日に行われた韓国プロ野球のドラフトで指名を受けており、3番のカンサンホはLGから1位指名を受けている逸材。そんな「プロ軍団」相手に藤浪は6回まで無失点に抑えた。7回に失策が絡んで2点を失ったが、この日最速の151キロを計測してピンチを切り抜けた。 全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。

藤浪完投!見たか韓国、ソウルで仁王立ち - サンケイスポーツ:2012/09/07

 「昨日(5日)、情けない投球をしてチームに迷惑をかけた。何としても負けられなかった」

 5日のコロンビア戦は5回3失点で降板。その夜のミーティングで小倉監督から先発を打診されると、「いけます」と即答していた。その気合のままに七回に2点差に追い上げられ、なお一死満塁のピンチを背負ったが、最速151キロの直球中心の攻めで後続を三飛と三ゴロに仕留めた。甲子園さながらの、2日で計227球の熱投だった。

 中略 

 甲子園で春夏連覇を達成。名実ともに日本一の投手になったが、向上心は尽きない。これまでライバルだった大谷に「テークバックのとき、右ひじが一塁側に入る癖があるんだけど、どうしたらいい?」と助言を求めたこともある。一方で佐藤(浦和学院)にはカットボールの握りや投げ方のコツを教わった。高校トップレベルの選手が集まる中で少しでも引き出しを増やそうとしている。 全文はサンケイスポーツのサイトをご覧ください。

地元・韓国の大声援も耳には入ってこない。2点リードの9回2死一塁。最後の打者を147キロで遊ゴロに仕留めると、藤浪は右手を控えめに振り上げた。「何としても負けられない試合でしっかり投げられた」。100球で降板した前日に続く連投で、127球完投。日本の絶対エースが世界一の夢をつないだ。

 

 あらゆる競技で、これまで激しい戦いの歴史が残る日韓戦。それも韓国の李正勲監督から第2ラウンド初戦のあとに「日本は圧縮バットを使っているのでは」とクレームをつけられた因縁もある。さらには、スピーカーが大音量で鳴り響く、異様なアウェー空間。負ければ終戦の危機。何重にもかかる重圧にも、修羅場を乗り越えてきた153キロ右腕は動じない。2点差に詰め寄られた7回、なお1死満塁で「かわすより思い切っていこう」と直球で押した。1番のキム・インテは149キロで三飛、2番のキム・ミンジンには151キロを連発したあとに147キロで三ゴロ。気迫で勝った。

敗戦の直後で見せた好投に「ドラ1」の評価を不動のものにした。阪神・佐野統括スカウトは「走者を背負ってからの球が素晴らしかった」とホレ直した様子。ソフトバンク・宮田スカウトも「見るたびに成長を続けている」とうなった。


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