巨人が4年ぶりのFA戦線へ、阪神・大山選手、ソフトバンク・甲斐捕手の獲得に動く

巨人球団ニュース

2020年以来、FA戦線に参戦していなかった巨人が、4年ぶりにFAでの大物選手の獲得に動く。阪神の大山悠輔選手、福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手の獲得を目指す。

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「花が咲いてきた状態」

かつて巨人は落合選手、清原選手、江藤選手、広沢選手、村田選手といった他球団の4番打者を獲得し、FA戦線に中心に常にいたチームだった。その獲得した選手を中心としたチーム作りを行い、強力打線を作って戦っていた。

しかし、2020年に横浜DeNAの梶谷選手、井納投手の獲得を最後に、3年間はFAでの獲得は無かった。球団関係者は「かつてはFAで大物を獲得し、その選手たちを中心として新たなチームづくりが進められていた。ただ、それは原前監督の時代に、もうやめましょうとなった。チームの軸となるように生え抜きの選手を育て、自前の選手を中心にチームをつくろうと。」と話し、生え抜きの選手を中心にしたチーム作りを進めていたという。

岡本選手が成長し、生え抜きの選手での内野陣が出来上がり、今年はセ・リーグを制した。球団関係者は「時間はかかったけれども、昨季までに種まき』は終わって、今はようやく花が咲いてきた状態。FA戦線はあくまでもプラスアルファの意味合いが強い」と話し、「10年、20年前のような大型補強を連発した時代とは、目的が明確に違う」と話す。

今年はセ・リーグを制した戦力で、更に必要と判断されたポジションの選手として、一人は福岡ソフトバンクの甲斐捕手、もう一人は阪神の大山選手の獲得を目指す。

捕手は大城卓三選手が96試合、岸田行倫選手が88試合に出場してリーグ制覇に貢献したが、強肩とリード力に優れた甲斐捕手の獲得を目指す、残留を決めた大城選手も含めて捕手陣を更に強化させる。また、岡本選手が27本塁打を放ちリーグを代表する選手になる中で、サードの坂本選手は109試合に出場も打率.238、7本塁打とかつての活躍は見られず、岡本選手をサードにし、ファーストを大山選手で固定する形を目指す事になる。

いずれにしても球界の盟主がリーグ制覇でいよいよ動き出したという感じもする。まずはFA戦線に注目したい。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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