東北楽天は開幕戦にドラフト2位の則本昂大投手が先発、2回に細川選手に2ランホームランを浴びるも6回まで2失点と好投を続けた。
7回に連打を浴びて降板すると、その後に代わった投手が満塁ホームランを浴びて試合に決着がついてしまった。6回1/3で6安打6奪三振1死球で4失点という内容だった。
それでも150km/hの速球で内川選手を打ち取る。スライダーで随所に三振を奪う。堂々としたピッチングに星野監督も「よう投げた。立派なもんだ。次が楽しみ」と評価した。
埼玉西武のドラフト3位・金子侑司選手は7番ライトで出場した。大学時代のショートでもなく、オープン戦でのセカンドでもなかった。次々と打球が襲い、正面の打球や後の打球に苦労していた。それでも2回にラッキーな内野安打を記録すると6回にもライト前にヒット。同じくルーキーでライトで出場した大谷翔平選手と同じく2安打を記録した。
チーム事情なのだろうが、外野手にしてしまうのはもったいない。考え直して欲しい。
力投が報われなかった。則本は7回1死一、二塁のピンチを招いたところで降板した。6回1/36安打4失点。「点を取ってもらった後に逆転されてしまうのは、一番いけないこと」。58年の杉浦忠(南海)以来、55年ぶりとなる開幕戦でのプロ初勝利は、幻と消えた。
新人として84年の高野光(ヤクルト)以来、29年ぶりの開幕投手。エース・田中から「できないことをやるんじゃなく、自分の持っている力を出せばいい」と後押しされ責任を果たした。
星野監督は「よう投げた。立派なもんだ。次が楽しみ」と評価。「初登板だったので70点をあげたいけど、勝てなかったので60点。次は勝ちたい」。大きな経験を糧に、楽天を背負う投手となる。
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