北海道日本ハム・大谷翔平選手が8番ライトで出場して2安打、タイムリーヒットも

北海道日本ハム球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 昨年の春はセンバツ大会の初戦で大阪桐蔭と戦っていた。打っては藤浪晋太郎投手から1本塁打も、投げては8回2/3で11安打11四死球で9失点で敗れた。高校生では4番ピッチャーは珍しくない。あれから1年、プロ野球の世界で活躍を見せた。

 開幕戦で8番ライトに名前を連ねた大谷翔平選手は埼玉西武・岸孝之投手と対戦、3回の第1打席はストレート勝負で三振を喫した。ストライクのストレートを2球見逃したが試合後に「打てる球を見逃してしまった。少し落ち込んだ」と話した。

 それで5回の第2打席は初球からストレートを狙う。インコース高めのストレートだが体を開いて一塁線ギリギリの長打コースに持っていった。プロ初ヒットは2ベースヒットだった。

 難しい打撃だった。193cmと背が高く腕も長い。これまでの日本人の長身選手はインコースに対応できず大成できなかった選手が多い。しかし、下半身を残しながらも体を回転させて開き気味にして強い打撃を放った。普通ならファールになる所だが、引っ張りすぎず”一塁線に流し打ち”したような感じだった。高いテクニックもある。

 第3打席も初球。高めに入ったチェンジアップをライト前に持ってゆきプロ初打点を記録した。8回は長田投手と対戦し外角にストレート・変化球を集められ三振となった。

 打撃でまずは結果を残した。投手としてもファームやオープン戦で圧巻のピッチングを見せている。まだ怖いもの知らずで、伸び伸びと戦っている。追い込まれた状況はまだ経験していない。これからもっと早い打順を任されて「ここでヒットがどうしても欲しい」という場面を経験したり、ましてや投手としては「ここで抑えて欲しい」と追い込まれた場面を経験するようになる。

 その時にどんな打撃や投球を見せてくれるのかで真価を問われることになると思う。なのでその時までに、何事にも惑わされずに自信を持てるような実績を積んでいて欲しい。そのためにこの気楽な状態でヒットを積み重ね、ホームランを放ち、150km後半のすごい球で勝利を重ねて欲しい。

 余韻に浸ることなく全力で走った。右翼線へ転がる打球を見て、大谷は猛然と一塁ベースをけった。「抜けた瞬間は初ヒットだというより、一つでも先の塁へという思いの方が強かった」。勢い余って二塁をオーバーランすると右翼からの送球が来た。左足を伸ばして間一髪で帰塁。初安打の喜びよりも、チームの勝利が先行した。

 

 1打席で頭を切り替える冷静さがあった。同点の5回、初球を空振りした後の2球目。岸の内角高め、ボール気味の直球を強引にはじき返した。「最初が三振でちょっと落ち込んだけど、しっかり打てた。先頭で出れて良かった」。プロ初打席は見逃し三振したが、次の打席では積極性を取り戻し、プロ初ヒットとなる右翼線への二塁打。開幕で先発出場した高卒新人では、球団史上初めての安打だった。

 

 チャンスでも力を発揮した。1点リードの6回2死二塁。今度は岸のチェンジアップを右前に運んだ。「すごいチェンジアップを打てて良かった。岸さんは内角の直球がすごくキレていたし、勝ちに貢献できたのでうれしい」。初タイムリーでマルチ安打とし、胸を張った。

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・大谷翔平投手(18)が西武戦に「8番・右翼」で先発し、5回の第2打席にプロ初安打となる右翼線二塁打を放ち、続く6回には右前適時打で初打点を挙げた。高卒新人が野手で開幕戦に先発出場するのは日本ハムでは59年の東映時代の張本勲以来で54年ぶり。安打を記録したのは球団史上初、さらに打点を挙げたのはプロ野球史上2人目の快挙となった。投手と野手の「二刀流」ルーキーは、まずは野手として新時代の幕を開けた。

 

 誰もが身を硬くする開幕戦で、18歳のルーキーは笑顔でプレーし続けた。そればかりか、勝利の立役者の1人となった。

 「1打席目に凄い真っすぐを見せてもらったし、三振でも楽しかったので。2打席目は積極的にいった。見逃せばボールだったかもしれませんが、しっかり振り抜けました」

 

 5回、高めの直球を振り抜くと痛烈な打球が右翼線を襲い、二塁打とした。プロ初安打。二塁をオーバーランしたところに返球があり、長い左足を伸ばして間一髪でセーフ。3回の初打席は西武・岸の全球ストレートに見逃し三振。手も足も出なかった直球を、しっかりと引っ張った。さらに1点勝ち越した直後の6回2死二塁。今度は外角のチェンジアップを右前打し、プロ初打点を叩き出した。

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