花巻東の先輩・菊池雄星投手、大谷翔平投手から2三振奪う

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 花巻東で150km/h左腕として注目された菊池雄星投手(2009年ドラフト1位)と、花巻東で160km/h右腕として56本塁打のスラッガーとして注目された大谷翔平選手が、プロ野球で対戦した。

 第1打席は最速144km/hのストレートで追い込み、最後はスライダー、第2打席はスライダーを集中させてスライダーで共に空振り三振を奪った。昨日、岸孝之投手のインコースに対応し、この日は外角を集中して攻めた。インコースの対応を意識して体を開く大谷選手のフォームを意識してのものだろう。

 しかし、大谷選手も第2打席はスライダーをファールし粘った。193cmの長身で腕も長い。外角にバットが届くため開き気味に打つのだろう。1軍ではコントロールの良い投手が多い。外角を意識しながらインコースに対応する。インコースを意識しながらアウトコースに対応する。これができるようになるかが今後の鍵となる。

 それにしても菊池雄星投手も成長した。5回1/3を投げて4安打6奪三振、四死球は0だった。150km/hのストレートは捨てて制球がよくなった。これまで3年間で4勝止まり、ドラフトで6球団が競合して鳴り物入りでプロ入りした菊池投手だが苦労した。プロは甘く無い事を大谷選手に教えたのだろう。

 今後、同じ苦しみを大谷翔平選手も投手として経験することになると思うが、先輩の熱い勝負とアドバイスを受け、それを乗り越えて成長して欲しい。

  意表を突かれた勝負球に、反応しきれなかった。外角低めのスライダーに、大谷は完全にタイミングを外された。「もうちょっとストレートが多いと思っていた。追い込まれて、ボール球に手が出てしまった」。剛腕のイメージが強い花巻東の3学年先輩・菊池との初対決。意外な組み立てに翻弄され続けた。

 

 2回1死一塁。1ストライクから、外角直球を3球続けられて追い込まれ、空振り三振に倒れた。4回1死一、二塁では、スライダーを続けられ、前の打席と同じようにワンバウンドするボール球のキレのある変化球にバットは空を切った。2打席連続空振り三振。1点を追う6回は1死一、二塁の好機で代打を送られ「直球を狙っていた。スライダーが多かった。今の実力ではしようがない」と唇をかんだ。

 3歳違いで、花巻東では入れ替わりだった2人。菊池は、大谷が小学生の頃から名前を聞いていたという。「県内では知らない人がいなかったくらい」。菊池が3年夏の甲子園に出場した際、中学生だった大谷が甲子園練習を見学に来たことは鮮明に覚えている。

 

 ともに高校時代から「怪物」と騒がれたが、甲子園での実績は準優勝を経験している菊池に対し、大谷は1勝も挙げていない。しかし、昨年のドラフト以降、世間の注目は後輩に注がれた。昨季までプロ3年間で通算8勝の左腕は「僕とは全然違う。向こうは怪物」と謙遜し続けてきたが、胸に秘めていたプライドをマウンドで爆発させた。

 

 菊池も09年ドラフト前に大谷と同じようにメジャーを熱望し、大きな関心を集めた。夢は一時封印し、日本球界に飛び込んだ21歳と18歳。菊池は言う。「個人的な勝負はもっと力で抑えられるようになってから。次は内角を使わないといけないかな。同じ配球では打たれる」。2人が新時代を紡ぎ、新たな名勝負を生み出していく。

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