佐野日大・田嶋大樹投手が145km/hで3回無失点、中日、巨人など5球団スカウトが視察

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 佐野日大の145km/h左腕・田嶋大樹投手は、センバツで先発としてベスト4まで勝ち進んだ後、春季大会からは主にリリーフとして登板をしている。この日も7回から登板すると3回を1安打無失点、最速145km/hを記録した。

9回は三者三振

 田嶋投手は3-2と1点差の7回からマウンドに登り、いきなり自己最速145km/hを記録した。しかし「緊張で力んでしまって、7回、8回はダメだった」と話した。

 そして9回、8回裏に味方が2点を奪い5-2とすると、自らも得意の試合中のフォーム修正能力を発揮してフォームを修正すると、打者3人を10球で三振に斬って取る圧巻のピッチングを見せた。

 センバツ後は練習試合でも5イニングしか投げていないという田嶋投手、ベスト8に勝ち上がりここからが最後の甲子園に向けての勝負となる。

 

中日など5球団スカウト視察

 この試合には巨人、中日など5球団のスカウトが視察に訪れた。中日の石井スカウトは「和製ランディ・ジョンソンだな。横からの角度があり、左打者は遠く見える」と投球スタイルについての評価をしている。

 センバツで実績は既にあり、各球団とも評価もほぼ固まっているだろう。このまま故障がなければ、ドラフト会議で2位までには名前が呼ばれるとみられる。12球団の間で情報の探り合いが行われる事になりそうだ。

 キャッチャーミットの乾いた音が鳴り響く。その1球に球場中がどよめいた。1点リードの7回、マウンドに今秋ドラフト上位候補のエース・田嶋が上がった。1死から投じた4球目だった。ボールにはなったが、球場の電光掲示板は自己最速に並ぶ145キロを表示した。

 「ベンチも観客もざわざわしていたので『何か出たのかな』と思いました」と素っ気なかったが、迫力満点の投球に、集まった巨人などプロ5球団のスカウトがうなった。中日・石井スカウトは「和製ランディ・ジョンソンだな。(インステップで)横からの角度があり、左打者は遠く見える」と、メジャー通算303勝の大投手になぞらえて絶賛した。

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