岡山大会では準決勝が行われ、創志学園が高田萌生投手が完投しおかやま山陽に勝利した。この試合で高田投手は150キロを記録、9球団19人のスカウトに大きくアピールした。
勝てる投手に
創志学園の高田萌生投手は先日の試合で154キロを記録したが、この日も150キロを記録した。8回に犠牲フライで1点を失い、今大会初の自責点となったが9回を6安打1失点で完投し、これで今大会3試合に完投して防御率は0.31となっている。
高田投手は「アウトローへの角度をつけるために、できるだけ前でリリースするように意識している」と話し、角度のついた速球で140キロ前半でも「外野の頭を越されることがなくなった」という。そしてこの日は相手がストレートを狙っていると判断すると、スライダー中心に切り替えた。「去年と比べても疲労はない。」と話し、昨年から成長したピッチングを見せた。
9球団19人スカウト
今年は右腕投手も左腕投手も続々楽しみな選手が出てきているが、その中で高田投手は一歩前を進んでいる。この日は9球団19人のスカウトが視察し、阪神の畑山統括スカウト補佐は「ペース配分や変化球の使い方を含めて、勝てる投手へ成長した。崩れそうになっても独りよがりにならず、落ち着いているし。0点で抑えられるようになっている」と評価した。
夏の甲子園出場にあと1勝となった高田投手、即戦力という評価も加わり、ドラフト2位以内で指名されると思う。
相手が直球狙いと判断すると、スライダー主体に配球を変えた。八回に犠牲フライで今大会初の自責点を喫したが、3試合連続完投で防御率は驚異の0・31。長沢宏行監督(63)は「春と比べても全然違う。好投手の仲間に入ったと思います」と目を細める。
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