明桜が秋田を制す、146キロ・橘高康太投手と145キロ・長尾光投手の継投

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秋田県高校野球大会では決勝が行われ、ノースアジア大明桜が能代松陽に7-2で勝利し優勝した。146キロ右腕の橘高康太投手と145キロ右腕の長尾光投手が継投した。

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今大会の主役

背番号10と11が今大会の主役だった。初戦の金足農戦で背番号11の橘高康太投手が1安打完封で勝利すると、準決勝では背番号10の長尾光投手が14奪三振の好投を見せた。

そして決勝は橘高投手が先発し、最速146キロを記録した伸びのある球で6回途中まで2失点に抑える。そして2番手では長尾投手が登板し、9回までを無失点で抑えた。140キロ投手の継投で秋田を制した。

この試合を視察した巨人の柏田スカウトは、橘高投手について「投げるたびに良くなっている」と評価、長尾投手についても「今日の投球も良かった。まだまだ伸びしろを感じる」と評価した。

また、この日も背番号1の144キロを投げるエース・佐々木湧生投手は登板せず、今大会での登板はなかった。「今回は橘高、長尾に助けてもらった。東北大会もあるので、投げられるようにしたい」と話した。

また今大会で150キロを記録した風間球打投手は、この日は外野手として先発し、登板はなかった。

明桜は甲子園交流戦には出場しないため、東北大会が高校最後の大会となる。本来ならば甲子園出場が決まっていたこの試合、140キロ投手陣を甲子園で見たかった。

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決勝を視察した巨人・柏田スカウト「(橘高は)投げるたびによくなっている。(長尾は)今日の投球もよかった。まだまだ伸びしろを感じる」

 プロ注目の両右腕による継投策が光った。先発の橘高康太(3年)は自己最速タイの146キロを計測した直球で押し、5回2/3を2失点。救援した長尾光(3年)は自己最速にあと1キロに迫る144キロ直球に多彩な変化球を織り交ぜ、3回1/3を無安打に抑えた。昨年2月に総監督兼投手コーチに就任した元横浜(現DeNA)監督の尾花高夫氏がスタンドから見守る中で成長した姿を見せ、橘高は「素直にうれしい。(8月の)東北大会は完封リレーでやっていきたい」と腕をぶした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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