女満別・二階堂誠治投手、6失点も144km/h、10奪三振!

高校野球ドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

21世紀枠で出場した女満別高校は九州学院と対戦し0-6で敗れた。しかし北の怪腕・二階堂誠治投手は10の三振を奪うなど意地を見せた。

二階堂投手は145km/hを記録する投手で昨秋の北海道大会では函館工業との対戦で1安打完封、17三振を奪うなど北海道屈指の右腕。センバツ前の練習試合でも千葉経大付との練習試合で2安打11奪三振で完封するなど調整をしてきた。

しかし初戦の相手は大会屈指の打線を誇る九州学院、初回にドラフト候補の溝脇隼人に5球ファールで粘られて四球を与えると、同じくドラフト候補の3番・萩原英之に内野安打を許すなどランナーを貯めてしまい、2本のヒットで4点を失ってしまう。

「少し力んだ、北海道ならばあそこで打ち取れる」と全国のレベルを痛感した。

しかしその後はヒットを打たれながらも144km/hを記録したストレートと新球シンカーで要所を三振で切り抜け、持ち前のスタミナと三振奪取力を発揮、2回以降は2失点に抑えた。打線が完封され0-6という結果だったが、二階堂投手がもう1段階レベルアップするための良い経験となった試合だった。

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    21世紀枠で甲子園初出場を果たした女満別は、1回戦で九州学院(熊本)と対戦し0―6で敗れた。MAX145キロ右腕のエース二階堂誠治(3年)が、21世紀枠での甲子園出場投手としては2人目となる2ケタ10三振を奪ったが、12安打を浴びて6失点。1、2回にいずれも2死から喫した失点が響き、150球の粘投も実らなかった。「ワクワク」を合言葉に、大空町民8071人の夢を背負って99分間を戦い抜いた19人は、胸を張って故郷へ帰る。

     女満別ナインに涙はなかった。「負けても胸を張って相手に敬意を示せ。絶対に下を向いてはいけない。負けて泣くな」。試合終了直後に原林章部長(46)から伝えられた言葉を守り、ベンチにいた全19人は頬をぬらすことなくグラウンドを後にした。

     試合開始と同時に全国との差を思い知った。二階堂は初回、相手先頭打者の溝脇に5球ファウルで粘られた上、9球目で四球を出した。2死二、三塁までこぎ着けるも、5番の岡山に再び3球ファウルされ、7球目で四球。2死満塁とした直後の初球を米井に2点適時打、続く浅川にも右越え2点適時二塁打を浴びた。

     あっという間の4失点。エースは「(初回は)少し力んだ。北海道だったらあそこで打ち取れる。甲子園のレベルはすごい」と脱帽。鈴木收監督(43)も「初回が九州学院と女満別の差。(打席での)粘りが大きく試合に影響した」と振り返った。右腕は3回以降立ち直り、初の聖地で自己最速にあと1キロに迫る144キロを記録するなど、10Kで完投。今年覚えた新球シンカーで相手を詰まらせる場面もあり「あれで打ち取れたのは自信になった」と150球を振り返った。

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    コメント

    1. 二階堂投手は大学または社会人でどれだけ成長してプロで活躍するか楽しみな1人では。