DeNAドラフト1位・上茶谷大河投手が152キロ、巨人スコアラー警戒

上茶谷大河

横浜DeNAのドラフト1位ルーキー・上茶谷大河投手が、プロ初の対外試合で登板し、152キロの速球を見せた。巨人スコアラーは「欠点らしい欠点がない」と唖然。

2回パーフェクト

千葉ロッテとの練習試合で先発した上茶谷大河投手は初回、1アウトから千葉ロッテのドラフト1位ルーキー・藤原恭大選手と対戦する。藤原選手には「初ホームランは避けたい」と対戦前から警戒をしており、藤原選手を打席に迎えるとギアが上がった。

初球は外角低めに146キロの速球を投げストライクを奪うと、2球目も外角やや高めに145キロのストレートを投げ空振りを奪う。そして3球目、外角の低めに決めに行った球は152キロを記録、おしくもボールとなったが、4球目も144キロのストレートで詰まらせ、サードゴロに打ち取った。

2回先頭の井上選手への投球も圧巻だった。初球144キロのストレートをインコース低めに決めると、2球目は133キロのツーシームで空振りを奪い、3球目は136キロの横に滑るカットボールで空振り三振を奪った。2回を投げて20球0安打1奪三振、最速は152キロ、ストレートは常時145キロ前後を記録しカットボール、スライダー、ツーシームも試してしっかりと抑えた。

巨人警戒

この投球に巨人の樽見スコアラーは「いやいや見ての通りでしょ。欠点らしい、欠点がない。彼はやるね」と話し、上茶谷投手の1軍での活躍を予見した。また、高橋由伸氏なども、上茶谷投手の横に滑るカットボールについて、川上憲伸投手の様だったと注目した。対戦した井上選手も「初見で対応するのは難しい」とカットボールを絶賛した。

それでも上茶谷投手は「60点ですね。2イニングだけですし打者一巡していない。」と評価した。「ストレートに関しては、いい球もあったけど、変化球の精度がまだ」と変化球のキレやコントロールを課題とした。

また「1球も気が抜けない。もっと丁寧に高さも気を付けて投げないといけない。」とプロのバッターを警戒した。バルガス選手には初球の外角ストレートをセンターフェンスぎりぎりまで運ばれ、続く安田選手のレフトフライもポール際ギリギリで広い宜野湾球場に救われたが、横浜スタジアムではフェンスに当たっている可能性もある。

いずれにしても良いスタートを切った。あとは開幕に向けて調整をして行ければよいのではないかと思わせる。今年1年間を投げ切ることができれば、10勝は届くだろう。

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謙遜する本人とは裏腹に、他球団の警戒度は日に日に増している。巨人樽見スコアラーは、これまでブルペン投球、打撃投手の様子を観察し「1軍レベル。当然のように開幕ローテには入ってくる」と一挙手一投足に注目していたが、この日の試合を見て「いやいや見ての通りでしょ。欠点らしい、欠点がない。彼はやるね」と、さらに険しい表情を見せた。

「試合前は緊張しました。全体的にストライク先行で低めも投げられたかなと思います。ちょっと自信がつきました」。初回、先頭の加藤を初球の146キロ直球で三飛に打ち取る絶好のスタートを切り、2番・藤原との「ドラ1対決」を迎えた。3球目、外角へ外れた直球は、球団のスピードガンで自己最速タイの152キロを計測。「打たれたらニュースに出てしまうと思って意識した」。オール直球勝負で最後は内角への144キロで詰まらせ、三ゴロに打ち取った。

メジャー通算35本塁打のバルガスには「(スタンドに)入ったと思いました」という大飛球を浴びたが、フェンス間際で中堅・桑原が好捕。「1球も気を抜けないのが分かった」と反省したが、終わってみれば2回、打者6人を20球で“料理”した。

スポーツ報知評論家の高橋由伸氏(43)=巨人前監督=が、そのDeNAキャンプを取材し、上茶谷に注目。特にカットボールを絶賛した由伸氏は「(川上)憲伸のようだね」と元中日の同学年ライバル・川上憲伸投手と比較した。


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