福岡の星、広島・大瀬良大地投手、阪神・梅野隆太郎捕手も見せた

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 九州共立大出身で広島にドラフト1位指名で入団した大学日本代表のエース・大瀬良大地投手、福岡大で阪神にドラフト4位で入団した大学日本代表の4番・梅野隆太郎捕手がそれぞれ素質の高さを見せた。

 

緊張のマウンド

 昨年秋の侍JAPANの「台湾戦よりも緊張した」と言った大瀬良大地投手、この日は最速146km/hを記録したが大体140km/h前後と伸びが無かった。また2回33球を投げて15球がボールになるなど「思うようなボールを投げられなかった。ふがいない」と話した。

 しかしそれでもリーグを代表する打者、マートン選手をストレートで押して内野ゴロに打ち取るなど2回1安打、半分がボール球にも関わらず1四球でまとめた。調子が悪い状態でもキッチリと仕事をするエースとなりそうだ。

 

好リードと2ベース

 阪神の梅野隆太郎選手はスタメンでマスクを被る。岩田投手、秋山投手といった実績のある投手を8回までリードし1失点に抑えて結果を残した。しかし和田監督や首脳陣からは「ストライクを使いすぎている。もっとボール使うとか」と指摘もされていた。

 また打撃では3回先頭打者で登場、2回で降板した大瀬良大地投手との福岡のエースと4番対決はならなかったが、その打席で右中間のフェンスに直撃する2ベースヒットを放った。逆方向への長打に評価は上々だった。

 ドラフト会議ではドラフト4位になったものの、明治神宮大会では大学最後の打席でホームランを放った。捕手としての課題をクリアして、シーズンで大瀬良大地投手と対戦したい。

 

 新球場には1万2000人以上の観客が詰めかけ「これ以上はないと思うくらい緊張しました。(侍ジャパンの)台湾戦よりも緊張した」と大瀬良。表情はこわばり、フォームは躍動感に欠けた。全33球のうち、15球がボール。自己最速153キロの真っすぐも、130キロ後半から140キロ前半が中心で、この日の最速は146キロ止まりだった。

 「思うようなボールを投げられなかった。ふがいない」と振り返った大瀬良だが、視察した侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)は「マートンの打席(2回の二ゴロ)のように力で詰まらせることができるのが武器。真っすぐで押し込める力は見せてもらった」と満足げ。巨人・中里篤史スコアラーも「今日は参考にならない。持っているものは素晴らしい。新人としてではなく、カープの戦力として、何試合も見ていかないと」と警戒した。

広角な梅野 - デイリースポーツ紙面:2014/2/23

 

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