愛知大学野球リーグの2部は、かつては日本福祉大の浅尾拓也投手が中日に大学社会人ドラフト3位で指名され、プロ野球でリーグを代表するリリーフ投手として活躍を見せた。例年150キロ前後を投げる投手だったり、ホームランを量産する選手が現れる。今年も3人の注目選手の名前が挙がっている。
150キロ右腕・近藤凌太投手
愛工大の近藤凌太投手は、187cmの長身があり、最速150キロを記録する。昨年春にリリーフで3勝を挙げると、秋は先発で4勝を挙げ、32回で45奪三振を記録している。2部優勝決定戦では1勝1敗となった3回戦に先発し8回まで無失点に抑えていたが、9回に疲労を見せて1失点し降板すると、チームも逆転負けし優勝を逃した。
大型150キロ右腕で昨年から調子を上げているという近藤投手、今年はさらにブレークスルーの年となるかもしれない。
147キロ左腕・中尾輝投手
名経大の中尾輝投手は、180cmの左腕で球速は147キロを記録する。しかし投球スタイルとしてはコントロールが良く、内角外角にうまく配球をするタイプ。昨年は春秋合わせて6勝を記録し、秋のリーグ戦では1試合14奪三振も記録している。
こちらも大型左腕として期待されそうだ。球速が常時140キロを超してくれば、指名候補として挙がってくるだろう。「上でやりたい思いしかない。春は全勝するつもりで投げる」とプロ入りへの強い思いを話している。
183cm左腕・夏目旭投手
至学館大の夏目旭投手は183cm84kgという立派な体格の左腕投手で、最速は144キロを記録している。昨年秋はリーグトップの5勝を挙げ、防御率は1.41と抜群の安定感を見せ、練習場にもプロのスカウトが姿を見せるようになった。
こちらも大型左腕で、勝てる投手として注目される。球威も増してゆけば中尾投手と同じく指名候補として名前が挙がってくるだろう。
他にも名経大には先発2番手を任される眞野聖也投手が186cmから140キロ後半の速球を投げ、2部に降格した愛知学院大の大蔵彰人投手も186cmから140キロ近い速球をコントロールよく投げ、横浜DeNAなどが注目をしている。
これだけスケールの大きな選手がそろうのは1部でもなかなかない。この中から秋に名前が挙がってくる選手もきっといるだろう。
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