桜美林大・佐々木千隼投手が年間7度目の完封、巨人10人など8球団視察

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首都大学リーグの桜美林大vs東海大の試合で、ドラフト1位候補の桜美林大・佐々木千隼投手が東海大を3安打完封、年間7度目の完封を記録して東海大・菅野智之投手(2012年巨人ドラフト1位)の記録に並んだ。

今年7度目の完封

佐々木投手はこの日、初回に147キロを記録したが、その後はスライダー、フォーク、シンカーを織り交ぜる投球で押せていく。奪三振数は6つと少ないが3安打しか許さないピッチングを続け、9回には2アウト2塁からセンター前にヒットを許しセカンドランナーが本塁を突くが、センターの好返球でタッチアウト、年間7度目の完封を達成した。

変化球をコントロールよく配球し、9回まで集中力を切らさなかった。この集中力が佐々木投手の長所といえるだろう。年間7度目の完封は東海大時代に菅野智之投手が記録したリーグ記録に並んだ。

プロスカウトも熱視線

ドラフト直前の時期に入り、プロスカウトの目も温度の高さが違う。この日は8球団のスカウトが視察し、巨人は山下スカウト部長など10人態勢で視察を行った。

◎巨人・山下スカウト部長:「今日は最終チェック。気合が入っていた。変化球も切れているし、まだ余力を残している感じ。すべてにおいてトップレベル。プロに入ってすぐに通用する」

◎中日・中田スカウト部長:「安定感が増した。投球術を覚えつつある。打たせて取ることに徹して、逆に評価は高まっている」

◎オリックス・谷口悦司スカウト:「悪いなりにしっかり試合をつくれていて、調子の波が少ない。」

◎横浜DeNA・稲嶺スカウト:「バットを振らざるを得ない状況を作れる。完全な先発完投型」

この日は、創価大・田中正義投手も登板したが5回3失点だった。ドラフト直前に、大学NO.1右腕の評価が入れ替わるくらいの、素晴らしい投球を佐々木投手が見せた。

巨人は創価大の田中正義投手とともに佐々木投手をドラフト1位最有力にしているとみられる。昨年もドラフト直前にものすごい投球を見せた立命館大・桜井俊貴投手を最終的にドラフト1位指名しており、佐々木投手が最有力になったとみられる。また阪神はコメントを出さなくなったが、同じく田中投手、佐々木投手のどちらかから指名をするとみられる。

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春の4度と合わせて年間7完封。53イニング連続無失点に続き、あの菅野に肩を並べた右腕は「勝てたことの方がすごくうれしい」と、69度の優勝を誇る盟主・東海大からの初勝利を喜んだ。通算13完封も、菅野の持つリーグ記録14にあと1だ。即戦力と呼ぶにふさわしい姿に、中日・中田スカウト部長も「安定感が増した。投球術を覚えつつある。打たせて取ることに徹して、逆に評価は高まっている」とうなった。

ネット裏にはプロ8球団が集結し、1位候補に挙げる巨人は最多の10人で視察。山下哲治スカウト部長は「今日は最終チェック。変化球も切れているし、まだ余力を残している感じ」とうなった。ドラフト会議まで11日。佐々木千は「自分の仕事する場所が決まるわけですから凄く楽しみ」と期待感を口にした。

この日は8球団のスカウトの前で最速147キロ。8人で視察した巨人・山下スカウト部長は「良い投手だよ。変化球のコントロールもいい。即戦力になる」とあらためて太鼓判を押した。

菅野並、7完封・佐々木 日刊スポーツ最終面 2016/10/9
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