明治大・森下暢仁投手が155キロも9回に3失点、ヤクルト・DeNA・楽天・ソフトバンク視察

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明治大の森下暢仁投手が、126球を投げて完封勝利を挙げた1回戦から中1日でこの日の早稲田大3回戦に先発し、9回まで133球を投げ150キロ台を投げ続けた。

早稲田大・小宮山監督も絶賛

森下投手はこの日もストレートは常時145キロ以上を記録し、150キロを連発した。2回には152キロのストレートの後、155キロを記録したが、その球を外野に運ばれて犠牲フライで先制点を失った。この球について森下投手は「打球表示じゃないですか?そんなに出ている感じはない」と話した。

しかしその後、3回から8回までは無失点を続け、球速も150キロを計測し続けた。そして9回、2アウトから内野手のエラーでピンチが広がり満塁となる。そして早稲田大でプロ志望届を提出している小藤翼選手に149キロのストレートを左中間に運ばれ、走者一掃の2ベースヒットを浴びた。

8回2/3を投げて7安打4奪三振4失点、「抜いた球でいけばなんてことはなかった。力でいってしまった。まだまだ冷静になれてなかった」と話し悔しさをかみしめていた。

それでも評価の高さは変わらない。この日は東京ヤクルト、横浜DeNA、東北楽天、福岡ソフトバンクの4球団のスカウトが視察をしたが、東北楽天の福田アマスカウトアドバイザーは「制球力、キレ、スピードの3要素を全て持っている。コンディションさえ整えば、2ケタ勝てる」と話した。

また、東京ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「いくかいかないか監督や会社の意向でしょうから」と話し、横浜DeNAの八馬スカウトも「チームがどう判断するか僕らの手から離れている」と話すなど、すでに評価は確定しており、後は編成やスカウト会議の場でチームがどのような判断をするかというフェーズに入っていると話した。

プロで117勝を上げ、メジャーでも投げた早稲田大の小宮山監督も「1回戦で完封された森下ともう一度対戦できる喜びをかみしめろ、と選手にいってきたが、全然楽しめなかった。長くプロでやってきたが、森下は今でもすぐローテーションで投げられる。すばらしい投手、投球だった」と話し、大学で最後の対戦となった森下投手を讃えた。

森下投手の課題を一つだけ挙げるとすると、大学3年時は春に3勝2敗、秋に4勝3敗と、すごい球を投げながらもなかなか勝ち切れない所があること。現在リーグ通算は15勝10敗となっている。しかし、春の4勝1敗で内容は大きく変わっている。今季もこれで2勝1敗になったが、内容は圧巻のものとなっている。

ドラフト会議では各球団とも自信をもって1位指名できる投手だろう。各球団とも佐々木投手、奥川投手とドラフト直前まで最大限に迷いながら、ドラフト1位指名選手を決定していく事になりそうだ。

2019年度-大学生投手のドラフト候補リスト
2019年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

ネット裏の評価は変わらない。楽天・福田プロアマスカウトアドバイザーは「制球力、キレ、スピードの3要素を全て持っている。コンディションさえ整えば、2ケタ勝てる」と高評価。

ドラフトまで17日。競合必至の即戦力だけに、最終決定はチーム方針次第だ。「いくかいかないか監督や会社の意向でしょうから」とヤクルト橿渕スカウトグループデスク。DeNA八馬スカウトも「チームがどう判断するか僕らの手から離れている」と話した。

「失策があってもカバーしないといけないのが投手。冷静になれず、力でいってしまった」

 本人は反省の弁。しかし相手ベンチから見つめていた早大・小宮山監督は、目を丸くしていた。

 「1回戦(28日)で完封された森下ともう一度対戦できる喜びをかみしめろ、と選手にいってきたが、全然楽しめなかった。(自分は)長くプロでやってきたが、森下は今でもすぐローテーションで投げられる、すばらしい投手、投球だった」

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