プロ志望届を提出している九州産業大の154キロ右腕・福森耀真投手がこの日の日本経済大で完封勝利し、春につづいてリーグ戦優勝を決めた。福森投手はこの秋、6試合に登板して5勝0敗、3試合に完投し2試合で完封をし、今季のMVP,ベストナインに輝いた。
4年秋にエースの姿
福森耀真投手は177cm82kgの右腕で、最速は154キロを記録する。1年生の春のリーグ戦から登板をしていたものの、3年春までは登板の機会も少なく未勝利だったが、3年秋に3勝0敗の成績を残すと、今年春も3勝0敗でリーグ優勝に貢献した。しかし、大学野球選手権では大商大との初戦では3回2/3で4安打3奪三振4四死球で2失点して降板し、全国の壁を痛感させた。
しかし、その反省から「漠然とではなく、ビデオなどを見て自分で考えて練習するようになった」と話し、夏のオープン戦ではほぼすべての試合で150キロを記録するようになった。そしてこの秋は福岡工大戦で1-0の試合で完封すると、九共大戦では3失点したものの負けず、そしてこの日の日本経済大戦では、8回まで毎回の11奪三振、四死球で2度の満塁のピンチを迎えたがそれを抑えきって完封し、5勝0敗、3完投、2完封という圧倒的な成績を残した。
この日は秋のリーグ戦優勝を決め、大会MVPとベストナインに輝いたものの、「何としても神宮で、選手権の仕返しをしたい」と、あくまで目標は全国での勝利としている。そしてプロ志望届を提出しており、現在8球団から調査書が届いているという。10月12日からの九州大学野球選手権では、明治神宮大会出場、そしてドラフト会議前の最後のアピールの機会となる。
154キロ右腕の人生を懸けた大きな勝負に注目したい。
2019年大学生プロ志望届提出選手一覧
2019年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト
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