11球団から調査書、149キロ右腕の東海大九州・小川一平投手は大学野球終える

小川一平, 東海大九州

11球団から調査書が届いており、プロが注目する東海大九州の小川一平投手はこの日、南部九州ブロックのトーナメントで敗れ、波乱だった4年間の大学野球を終えた。

11球団から調査書

小川一平投手は182cm81kgの体でバランスの取れたフォームから最速149キロのストレートを投げる右腕で、横須賀工高校時から注目されていた。東海大九州に進むと、入学直後の4月に熊本地震が発生、入っていた寮が大きな被害を受けた他、隣のアパートの1回が倒壊した事はニュースとなっていたが、その救命活動などを行っていた。

その後、大学が1か月間休校となり、野球部も活動を停止していた。野球部のメンバーの中には、野球をやめる選手もいたが、小川投手はいったん地元の神奈川に戻った後、活動を再開した野球部に戻り、2年生の春に出場を決めた大学野球選手権では初戦で天理大に敗れるものの、4番手として登板した小川投手は3回2/3を投げて4安打2失点も3つの三振を奪う力投を見せた。

その年の冬に行われた大学代表候補合宿に召集され、注目度も増していたが、再び試練が襲う。3年生の春に149キロを記録したものの腰痛を発症し、ドラフト候補として注目された今年春は部内の不祥事によって春のリーグ戦への出場を辞退されていた。

この秋はエースとして2勝1敗、熊本学園大戦では延長10回タイブレークで表に味方が1点も奪えず、その裏に1失点しサヨナラ負けを喫したが、2試合に完投し、敢闘賞を受賞した。

そして2位で出場した南部地区九州決勝トーナメントでは、この日、沖縄国際大戦で先発をすると、最速145キロの速球を見せたものの6回途中まで投げて7失点し、コールドで敗れて力を見せることはできなかった。これで波乱だった4年間の大学野球を終えた。

小川投手はプロ志望届を提出しているが、投球フォームのバランスが良く、カーブなど変化球も織り交ぜられられ、素質の良さを評価されており、11球団から調査書が届いているという。将来性を評価した球団が、ドラフト下位や育成での指名となりそうで、ドラフト会議での行方が注目される。

2019年大学生プロ志望届提出選手一覧
2019年度-九州地区大学リーグのドラフト候補リスト


PAGE TOP