2011年ドラフト採点!

2011年ドラフト

2011年ドラフトの各球団の採点です!

球団点数総評(ざっくりと) ※個別評価は1球団づつ行います
千葉ロッテ100 左腕投手の補強をポイントに藤岡貴裕投手を早くから1位指名に掲げ獲得したことで今年のドラフトは大成功だったといえる。また2位でも外れ1位でなければ取れないと思われた中後投手も獲得、1位藤岡とは左投手でかぶるもののタイプが違うしこれで一気に層が厚くなった。ただし中後投手は藤岡投手ほどの安定感がまだ無いため少し時間をかけて自信を持った上での1軍登板も良いのではないかと思う。
 3位鈴木大地選手も西岡が抜けて苦しんだショートを埋める選手。ただし打撃についてはプロですぐに主軸を打てるまではまだ無いと思うので、技術を磨いていく必要がありそうが、チャンスに強いバッティングは清田選手のように一気に活躍する可能性もある。
 4位益田投手も実力派で複数球団がドラフト直前まで調査していた投手。すぐに活躍できる安定感もある。
 全体として狙っていた選手は全て獲得できた、大満足のドラフトとなっただろう。
横浜70 補強ポイントは左腕投手やエースとなる投手、他にも若手野手が一気に一軍に上がったためファームに期待のできる選手が少なくなったことから若手投手、野手だった。
 その中で藤岡、松本の左腕投手を抽選で外した事で補強ポイントの克服はできなくなったため、ドラフトとしては失敗だったといえる。
 ただし、北方投手、高城捕手のバッテリーは育てがいのある選手で、特に北方は未完の大器、驚くようなスピードボールを投げる投手になるかもしれない。高城捕手も素質は全てトップクラス、中学時代から全国を代表する選手だっただけに期待できる。
 3位4位の渡辺、桑原選手は足もあり渡辺選手は長打も打てる。ファームの内野手全体を活性化させるだろう。5位乙坂6位佐村はハーフの選手。国吉で味をしめたのかはわからないが、乙坂は足があるので徹底的に打撃を磨きたい。佐村投手はコントロールは良いときと悪いときの差が大きく、精神面も含めて実績を積んで行きたい。
 唯一の即戦力となった松井内野手は守備では即戦力、打撃は未知数といったところ。
 8位の古村投手は神奈川NO1投手、9位の伊藤投手は1年時は全国NO1の素質を見せた投手。夏に復活もしてきており阿斗里投手とともに励んで欲しい。150kmはいずれマークすることができる投手だ。
 育成1位の冨田投手は青学大では1勝どまりも四国リーグで抑えとして大活躍、152kmをマークする逸材で他球団も注目していた。早い段階で支配下登録されるのではないだろうか。西森捕手とともに成長を見せたい。
 全体としてオーナーが代わることもあり来年というよりは将来を期待した指名となった。昨年大原や福山などが1軍で戦力となったが、正直来年の大きな戦力アップはそれほどなくチームとしては厳しい状態だろう。しかし、4年連続最下位のチームを少し時間をかけてこれらの若手投手とともに作っていくという意思は感じられた。
東北楽天85 岩隈が抜ける投手陣を補強ポイントとし、でも将来性にある高校生投手も欲しいという形だった。チームとして主軸を打てる野手が少なく山崎が抜けた主軸候補もポイントの一つであった。
 藤岡投手を獲得できれば確実に先発の柱となったがそれはできなかった。はずれ1位で指名した武藤投手は隠れた実力派投手。ただそのため1軍ですぐにローテーションを守れるかといわれると昨年の塩見投手と同じくらいの可能性と見る。フォークなど決め球もあり5勝はできるのではないかと思う。
 2位では残っていないかと思われた高校生投手の釜田投手を獲得できた。それほど名前が挙がっていなかったが1年生から3年生まで着実に成長していった選手で将来は田中投手と並ぶ主戦投手になると思っている。
 4位で岡島捕手を獲れたのも大きい。打てる捕手として捕手の層を厚くする。しかし課題はキャッチングも含めた守備面、練習あるのみだろう。5位北川選手は昨年から続く将来の主軸選手を狙ったもの。長打力は甲子園で見せたためあとは安定感か。アジアAAAでは下位を打ったがあのメンバーで上位で打てるような信頼感が欲しい。
 全体的には投手、捕手、内野手の即戦力に、釜田、三好、北川と投手、内野手、外野手の将来性のある選手を獲得した。バランスの良い指名となった。
広島東洋100 補強ポイントを投手の層を厚くすることとし、野村投手の1位指名を早くから公表し単独指名で獲得できた。戦略として大成功だった。2位ではJR東日本の縞田選手など内野手のなかから菊池選手を選択して指名できたことも成功といえる。梵選手のケガが心配だがそれを埋める守備センスを持っている。打撃については未知数だ。
 3位戸田投手は広島らしい指名。左の齊藤投手のようにスピードはそれほど速くないがキレのある球で先発を任される投手になりそうだ。4位土生選手は高校時に野村投手とチームメイト、3年生までの打撃センスを見るとこの順位で獲得できたのは大成功といえるだろう。
 育成ドラフトでも147kmの富永投手、右のスラッガー・中村選手、三家選手、長身右腕・塚田投手とバラエティーに富んだ選手を獲得した。期待できる。
 千葉ロッテと同じく狙っていた選手は全て獲得できた。育成でも可能性のある選手を指名し大成功のドラフトだった。
オリックス85 岡田監督が内野手の補強を明言しそれを徹底的に実行した。1位は高橋周平選手を指名するも獲得できなかったが東芝・安達選手を獲得した。高校生投手などを獲得できた可能性もあるが、昨年のように再抽選を避け、また2位では先に広島が指名する可能性もあったため1位に繰り上げたのだろう、仕方ないといえる。安達選手に関しては千葉ロッテが荻野選手を獲得したようなインパクトを与えられるかは未知数だが確実に内野手のレギュラーを取れる実績を持っている。
 2位でも社会人屈指の縞田内野手を指名、ポジションがかぶるものの二遊間を守らせることは可能。7位小島選手も足が使える内野手で徹底した指名といえる。
 3位佐藤投手は速球派のリリーフで4位海田投手は制球力を重視した軟投派左腕。佐藤投手はすぐに活躍できる球のキレがあるが、海田投手はプロレベルで活躍するには決めてが欲しい。中山投手のような成長ができるか。
 全体的に高校生は育成も含めて3人でほかは6人が社会人、社会人選手を生かす岡田監督やオリックスの得意の戦略なので成功といえる。しかし主軸を任せられるような中心選手を獲得できなかったのは残念だろう。
阪神100 主軸を打てる外野手を補強ポイントにし、1位で伊藤隼太選手を獲得できた。夏以降の不調もあるが、3年生で社会人も含めた日本代表に入るなど実力は折り紙つき。即戦力スラッガーはなかなか出てこないためその選手を獲得できたのは大成功といえる。
 2位3位でも歳内、西田と将来性のある高校生投手、内野手を狙っていただけに5位の松田投手も含めてまさに狙い通りの指名、また4位では上位で指名されてもおかしくなかった伊藤投手を獲得できた。スピード制球ともに文句なしの即戦力で1年目から活躍する可能性も十分ある。
 城島が抜けた捕手の穴を埋めることができなかったが、育成で廣神捕手を指名し可能性は得ることができた。
 全体として千葉ロッテ、広島と同じように狙った選手を獲得できている。捕手の候補は少なかったを考慮し100点といえる。
埼玉西武90 補強ポイントは投手でエース涌井や岸が活躍できない中で西口に救われたところもあり、即戦力を狙っていた。1位で十亀投手を獲得できたのは成功といえる。目玉投手ではなかったものの今年1年を見ると全体として一番活躍し成長した投手だろう。新人王を狙え、1年目から8勝程度は勝てる投手だと思う。小石投手は帆足投手を右にしたようなクセのあるフォームからキレの良い球を投げる。昨年の牧田投手のようにローテーションを守る実力がある。
 駒月捕手は銀仁朗捕手と同じ京都の高校生捕手。レギュラーを脅かす存在として持ち前の打撃力を見せ付けて欲しいところだ。永江選手の強肩は高校野球でトップクラス、打撃走塁については素質は高いものの粗い面もあり少し時間をかけて、持ち前の強肩を見せられる選手になってほしい。
 ドラフト的には目玉選手の獲得は無かったが、投手、捕手、内野手、外野手を獲得バランスが良い。上位2投手は実力が高く成功のドラフトだった。
読売70 1位で菅野智之投手を取る事が今年のドラフトの成功だっただけに、獲得できなかった事で失敗だったといえる。またそれを想定していなかったとは言わないが、2位以降での起死回生の指名も見られなかった。小林誠司捕手なども指名があっても面白かったが。
 とはいえ1位松本投手は全球団が認める高校NO1左腕。NO1を狙う読売らしい指名、この選手を獲得できたことで多少は衝撃が緩和された。2位でも左腕の今村投手を指名、こちらは速球派でタイプが異なるが素質の高い選手。4位高木投手も含めて左腕の層は非常に厚くなった。
 3位一岡投手は成長途中の150km右腕、扱いとしては高校生のように育成していくが底が見えない投手。5位高橋内野手も体が大きく強打に肩が強い。可能性を十分秘めた選手だ。
 育成でもたくさんの選手を指名した。森投手は育成でなく本指名されてもおかしくなかった選手だ。
 全体的に投手が多く1位で菅野投手を取れなかった不安からという事もあるかもしれないが、それだけ菅野投手を取れなかったのはショックだった。
北海道日本ハム100 菅野投手を指名し交渉権を獲得したことで成功といえる。入団するかはこれからの交渉にかかってくるが、ドラフトとしては大成功だ。
 2位~4位で松本、石川、近藤と長打力もありリーダーシップをとれる捕手、内野手を指名、将来のチームを引っ張る選手となるだろう。
 5位森内投手は完全試合で評価が上がった。実力的にもここ数年間ドラフト候補に挙がっており十分な実績を持っている。6位上沢投手は素質十分の右腕、脆い面もあり勝ちきることができないところをファームで鍛えることで自信を持たせたい。
 ソフトボール出身の大嶋捕手がどんな活躍を見せるのか喪期待したい。
 全体的に即戦力投手に加え、将来性のある投手捕手内野手を獲得でき非常にバランスの良い指名となった。
東京ヤクルト70 高橋周平選手を早くから1位指名候補に決めたが獲得できなかった。
 川上選手は強肩強打のスラッガー。畠山選手のようにじっくりと4番に育て上げたい。2位木谷選手は150kmを超すストレートで無名ながら実力の持ち主、抑えとして五十嵐投手のような活躍の可能性もある。比屋根選手は俊足がポイントで青木選手も含めた1,2番を再構成することができる選手。
 5位の中根投手は3年までの実力なら2位以内でもおかしくなかった。肩を痛め苦しんでいるがそれが克服できればエースとなれる。由規投手とは中学高校のチームメイト、発奮することだろう。
 全体として未知数な選手が多く、スカウトの目を信じた指名となった。ただし高橋選手を獲得できなかった事は大きく70点。
福岡ソフトバンク100 チーム力に余裕があり1位2位では将来性豊かな武田、吉本を指名、二人とも球界を代表する投手になる可能性を秘めている。3位塚田選手も長打力に広い守備範囲で素質十分の内野手で即戦力というよりは育成し中心選手にしたい。4位白根選手の素質は折り紙つき。投手か野手かも含めてこれからじっくりと鍛え上げていく。
 育成の釜元選手も含め将来性のある選手がそろった。一芸に秀でた選手達もおり本当に楽しみだ。満点といえる。
中日120 1位で高橋周平選手を獲得できた。これで満点だろうが、2位で外れ1位にも挙げていた西川投手を、3位でも新進気鋭の田島投手を4位でも上位で狙っていた辻投手を獲得した。これだけで大満足だろう。
5位の川崎投手も高い素質を持っていて十分時間をかけて育てたい。
 将来の主軸で遊撃手候補、エース候補、ポスト浅尾、即戦力右腕と会心のドラフトだった。
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