春季高校野球関東大会は17日、千葉県内で2回戦が行われ、茨城1位の土浦日大が群馬2位の前橋商を4-0で下し、準々決勝進出を決めた。3投手による見事な完封リレーの最後を締めくくったのは、今秋のドラフト候補として熱視線を浴びるプロ注目のエース・小池陽斗投手(3年)。8回から救援登板すると、自己最速を1キロ更新する149キロを計測し、2回を無安打無失点4奪三振。憧れの選手に掲げる巨人・大勢のように強気なマウンドで相手打線をねじ伏せた。注目される今後の進路については「大学進学」を表明し、4年後に「ドラフト1位」を目指す。
調子が悪くても「7、8割の力」で149キロ、大勢を彷彿とさせる圧巻の奪三振ショー
188cm右腕の背番号1・小池陽斗投手は4点リードの8回裏に登板すると、力強いスリークォーターのフォームから、圧倒的と感じさせるストレートと、スライダーを巧みに織り交ぜ、対峙した打者をねじ伏せる。2イニングを投げて無安打、1四球、4奪三振という内容だった。
しかし、この日は万全ではない状態ではなかった。小池陽斗投手は「あまり調子の良くない中で正直、不安な部分の方が多かったですが、マウンドに上がった瞬間に声援が聞こえて不安がなくなりました。7、8割ぐらいの力でコースに投げる意識でやっていました。」と話す。力をセーブする内容で、基本的に変化球を低めに投げる投球だったが、ここぞの場面で威力あるストレートを投げ、NPBスカウトのスピードガンで自己最速更新となる149キロをマークした。
日本ハム・伊藤スカウトも驚愕「昨年からの成長が計り知れない」
ネット裏に詰めかけたプロのスカウト陣も、小池投手の著しい成長スピードを評価した。
北海道日本ハム・伊藤剛スカウト:「昨年からの成長が計り知れない。特に真っすぐの成長度は目を見張るもので、ゾーンにしっかり強いボールがまとまって投げられるようになっている。」
単なる球速アップにとどまらず、ゾーン内で打者と勝負できる制球力と高い球質。140キロ台後半を常時マークできる強さは、極めて魅力的な素材として注目される。
「4年後ドラ1」へ、大学進学を表明
プロのスカウトから熱い注目を浴びる小池投手だが、高校からの直接プロ入りではなく、大学進学を経たうえで、最高評価でのプロ入りを志望していることを明言した。
「自分の目標はドラフト1位でプロに行くこと。4年間大学でやって、ドラ1でプロの世界に行きたい(日刊スポーツ)。」
土浦日大はこれまでもプロ注目投手が出てきているが、多くが進学をしており、小池投手も当然のごとく進学を表明した。この春の快投を新たなプロローグとして、夏の茨城大会、甲子園。そして未来の神宮のマウンドやプロのマウンドと、その成長の想像ができる右腕に今後も注目したい。
【小池 陽斗】 プロフィール
- 氏名: 小池陽斗(こいけ・はると)
- 所属: 土浦日大高校(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 自己最速149キロ(2026年5月計測)。スリークォーターから繰り出す威力ある直球とスライダーが武器。2026年春季関東大会の前橋商戦で自己最速を更新する149キロを計測し、2回4奪三振無失点。巨人・大勢に憧れる。将来は大学進学を経て「ドラフト1位」でのプロ入りを志望している、2026年最注目右腕。










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