【センバツ】聖地に集う二世選手、花巻東・古城大翔選手&PL戦士の二世は対戦相手のユニフォームで

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第98回選抜高校野球大会が明日開幕する。かつてこの場所で激闘を演じ、あるいはプロの世界で名を馳せた父を持つジュニアたちが集結する。花巻東(岩手)の主将・古城大翔選手、横浜(神奈川)の長距離砲・古畑雄大選手、そして沖縄尚学(沖縄)の堅守の要・足立琥太郎選手。父の果たせなかった夢を背負い、あるいは父が刻んだ伝説を塗り替えるため、親子二代の情熱を胸に秘めた若武者たちが、夢の舞台で躍動する。

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花巻東・古城大翔選手:父・茂幸氏の「脱力」の教えを胸に、4季連続の甲子園へ

名門・花巻東の主将を務める古城大翔選手(3年)にとって、父・茂幸氏は何物にも代えがたい大きな存在だ。日本ハムや巨人でとして活躍した父の背中を見て育ち、「野球を始めたきっかけでもあるので、父のような選手になりたい(日刊スポーツ)」と追い続けてきた。1年春から名門の4番に座り、今大会で4季連続の甲子園出場。新チームからは主将も任され、チームの大黒柱としてこれ以上ない責任を背負っている。

主将として、そして4番として、人一倍の重圧がかかる立場だが、父より幼少期から「力を抜いていけよ」と言われ続けてきた。今も打席でリラックスすることを心がけ、甲子園練習でも木製バットを使いながらリラックスしたフォームでバックスクリーン級の当たりを見せた。また、父から「キャプテンとして周りを引っ張っていけ」と激励された。主将として大谷翔平選手もできなかった全国制覇を目指す。

横浜・古畑雄大選手:伝説の延長17回の相手校で

横浜高校で強打の一角を担う古畑雄大選手(3年)、父・和彦さんはPL学園(大阪)の主砲として、1998年夏の準々決勝で松坂大輔投手を擁する横浜と対戦。延長17回の死闘の末に敗れた一人だ。幼い頃、父に見せてもらったそのビデオが、古畑選手の人生を決めた。「スゴい人なんだと知りました。あの横浜からプロを目指したい(日刊スポーツ)。」あの日、父が敗れた「横浜」のユニフォームに袖を通すことを選んだのは、父を超えたいという純粋な闘志ゆえだった。

古畑選手は特別なグラブを手にしている。父の宿敵であり、かつての戦友でもあった松坂大輔氏から贈られたもので、そこには松坂氏の投球フォームのシルエットが刺繍されている。「横浜の歴史を感じる」と語る古畑選手。中学時代には東練馬シニアで通算24本塁打を放った天性の長打力を武器に、今度は横浜の選手として父が涙を呑んだ甲子園の土を踏む。

沖縄尚学・足立琥太郎選手もPL学園対戦相手で全国制覇目指す

沖縄尚学の夏春連覇に向け、守備の要として期待されるのが足立琥太郎選手(3年)だ。父・和也さんはPL学園出身で、1999年のセンバツ準決勝で沖縄尚学と激突した。その時、相手のエースとして完投勝利を挙げ、沖縄勢初の選抜制覇を成し遂げたのが、現在の沖縄尚学を率いる比嘉公也監督だ。27年前の対戦が縁となり、和也さんは「比嘉先生は人間的にもいい人だから、こっちでやった方が成長できる(日刊スポーツ)」と、息子に沖縄への越境留学を勧めた。

PL学園、亜細亜大、NTT西日本で守備の名手として活躍した父のプレーは、しっかりと息子に受け継がれている。164センチ59キロと小柄ながら、ショートの守備はチームの信頼も厚い。「甲子園という舞台でいいプレーをして恩返しができたら(日刊スポーツ)。」かつて父が戦った聖地で、今度は父を導いた沖縄尚学の青いユニフォームを纏い、足立選手が「日本一の守備」を披露する。

父の背中を追う者たち

古城選手はドラフト候補として甲子園でのホームランを待ち望みたい。そして、かつてPL学園で戦った父の二世は、PL学園野球部が無くなり、今度はその対戦した相手のユニフォームを着てプレーするというのはおもしろい。それでも高校野球の縁は続いていく。

【古城 大翔】 プロフィール

  • 氏名: 古城大翔(ふるき・だいと)
  • 所属: 花巻東高校(3年)
  • 出身: 神奈川県(都筑中央ボーイズ出身)
  • ポジション: 内野手(三塁手・主将)
  • 身長・体重: 182cm、95kg
  • 主な特徴や実績: 元プロ・古城茂幸氏の長男。4季連続甲子園。圧倒的なパワーと、父の教えである「脱力」を活かした打撃が武器。新チームから主将として岩手県勢初の日本一を狙う。

【古畑 雄大】 プロフィール

  • 氏名: 古畑雄大(ふるはた・ゆうだい)
  • 所属: 横浜高校(3年)
  • 出身: 東京都(東練馬シニア出身)
  • ポジション: 内野手
  • 身長・体重: 178cm、84kg
  • 主な特徴や実績: PL学園の主砲だった古畑和彦氏の長男。松坂大輔氏から贈られたグラブを使用。中学通算24本塁打の長打力で、父が果たせなかった横浜での日本一を目指す。

【足立 琥太郎】 プロフィール

  • 氏名: 足立琥太郎(あだち・こたろう)
  • 所属: 沖縄尚学高校(3年)
  • 出身: 大阪府(河南シニア出身)
  • ポジション: 内野手
  • 身長・体重: 164cm、59kg
  • 主な特徴や実績: PL学園出身の足立和也氏の長男。父と対戦した比嘉公也監督を慕い沖縄へ留学。小柄ながら父譲りの堅実な守備が武器。「流した汗は嘘をつかない」を座右の銘に夏春連覇に挑む。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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