桐光学園・松井裕樹投手、147km/h速球などで6回15奪三振、巨人、楽天、福岡ソフトバンクなど7球団25人のスカウト視察

高校野球ドラフトニュース 福岡ソフトバンクドラフトニュース 東北楽天ドラフトニュース 巨人ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 桐光学園が報徳学園と練習試合を行い、ドラフト1位候補の松井裕樹投手が先発すると、6回までの18アウトのうち15個を三振で奪う圧巻のピッチングを見せた。

 3回と6回は三者三振、許したヒットは3安打、四球は1つ、ストレートは147km/hと自己最速タイを記録、先日の試合でストレートを投げ続けて4失点したが、この日はその球を見せ球にして得意のスライダーで勝負、本番同様の投球といえる。球数は6回で99球だった。

 この投球に東北楽天は9人が視察、その他に巨人、福岡ソフトバンクなど7球団25人のスカウトが視察し、巨人・山下スカウト部長は「はじめは遅い変化球を使ってまっすぐを速く見せていた。幻惑させていた。スライダーは既に1軍レベル。チェンジアップで幅が増えた。」投球の幅が増えている事を評価し、また福岡ソフトバンク・宮田スカウト部長補佐は「チェンジアップがさらによくなっていた。1週間で修正できるようになっていたということ。調子を考えてセットからとか、力の抜き入れができている」とこちらも投球スタイルの変化を捉えていた。

 松井投手は今日6月30日は習志野と練習試合を行い、7月1日にはセンバツ優勝の浦和学院と練習試合を行うとの事。最後の夏に向けてスパートが始まった。

三振率83%!桐光・松井、報徳から6回15K  - スポーツニッポン:2013/6/30

 夏の予行演習には、十分すぎる相手。松井は今春センバツ出場の報徳学園相手に面白いように三振を奪っていった。6回2死。3番・山口から空振り三振を奪うと、ベンチに小走りで戻りながら自然と笑みがこぼれた。7回からは左翼へ。18のアウトのうち、実に15個を三振で奪った。

 試合後、松井は取材に応じなかったが、代わって野呂雅之監督が「(あと2週間)どれだけ調子を維持できるか。先週よりも今週は疲れているはずだが、気持ちが入っていた」と評した。昨夏甲子園の今治西戦では1試合22三振を奪ったが、その時の全アウトに占める奪三振の割合は81%。この日はそれを上回る83%で、怪物の奪三振ショーは昨夏よりスケールアップしていた。

 負けたら終わりの戦いへ、本番さながらの配球も見せた。3番・山口との第3打席。初回はスライダーを左前に、4回は直球を中前に運ばれていた。1ボール1ストライクからの3球目は自己最速タイの147キロで高めのボール。4球目は今春から本格的に習得した低めのチェンジアップで幻惑して空振りを奪う。そして最後は内角低めに伝家の宝刀スライダーを投じ、空振り三振を奪った。山口は「いろいろ考えさせられて対応できなかった。タイミングをずらされた」と舌を巻いた。

桐光・松井6回15K!報徳学園メッタ斬り  - サンケイスポーツ:2013/6/30

 この夏最注目の高校生左腕、桐光学園・松井裕樹投手(3年)が29日、今春のセンバツに出場した報徳学園(兵庫)との練習試合(川崎市の桐光学園高グラウンド)に先発。6回3安打無失点で15三振を奪い、集まった7球団25人のスカウトに“ドクターK”ぶりを改めて印象付けた。降板後は左翼の守備に就き、試合は10-3で勝利した。

 中略

 巨人・山下スカウト部長「はじめは遅い変化球を使って、真っすぐを速く見せていた。幻惑させていたね」

 ソフトバンク・宮田スカウト部長補佐「チェンジアップがさらによくなっていた。1週間で修正できるようになっていたということ。調子を考えてセット(ポジション)からとか、力の抜き入れができている」

桐光学園・松井、報徳から6回で15K!!  - スポーツ報知:2013/6/30

 象徴的だったのが6回2死、2安打を放ち、中学時代に対戦経験もある3番・山口大輔(3年)を迎えた場面だ。1ボール1ストライクの3球目に自己最速タイ147キロの直球を見せ球にし、外角に沈むチェンジアップで空振り。最後は内角に食い込む宝刀スライダーで、春の兵庫県大会準Vで夏も優勝候補に挙がる強豪校から15個目となる三振を奪った。

 「2ストライクに追い込まれると頭が真っ白になった。チェンジアップは直球と同じような軌道で逃げて落ちた。どの球を狙っていいのか」と山口は白旗を掲げた。「消える」と評されるスライダーに「逃げる」チェンジアップ―。視察した巨人・山下スカウト部長は「変化球のキレが抜群。スライダーはプロの1軍レベルだし、チェンジアップもいい」とうなった。高校生ではすでに手の付けられない領域に入っている。

桐光 7・1は今春センバツVの浦学と対戦  - スポーツニッポン:2013/6/30

 30日の習志野(千葉)に続き、7月1日には今春センバツ優勝し、公式戦14連勝中の浦和学院(埼玉)と対戦。さらにもう1試合を組む予定だ。松井の登板に関して野呂監督は「この3連戦を少しずつ投げるのか、トレーナーと相談して調整する」と話した。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント